2023.12.07 日本の女子プロゴルフの心配とこれから | 交々ブログ

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日々の出来事、気になるニュースなどを綴ります。



 興味の無い人には、
ご免なさいな、話題で、
ご免なさい。

 今日は、
大好きな、女子プロゴルフの
将来への不安について、
書いている。

 お付き合い、くださいませ。



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<アメリカツアーへの挑戦>

1)ツアー大会の出場優先順位

 先ず、
LPGAアメリカ女子プロゴルフの
ツアー大会の出場者は、
1)前シーズンのポイントランキングで、
   80位以内に入って、
    殆どの試合に出られる、
     「シード権」選手が、優先。
2)Qシリーズの最終予選会で、
   20位以内に入った選手は、
    シード権選手以外では、
     優先的に、多く、試合に出られる。
3)Qシリーズ最終予選会で、
   45位以内に入れば、
    ツアー大会のメンバーになれる、
     資格をゲットし、
    ある程度は、試合に出られる。
4)試合の定員が埋まっていない分は、
   渋野日向子などの、前年の実績選手や、
    アマチュア選手や、その他。
と言う、
仕組みになっている。


 去年の例を書くと、
「西村優菜」は、
・Qシリーズで、24位だった為に、
  前半戦の試合出場は、限られていたが、
・出場予定の選手が、欠場した場合、
  代わりに呼んでもらえるウエィティングで、
   辛抱強く待ち、
  前半戦で、何とか6試合に出場し、
・それなりの成績を挙げたので、
  ポイントも、それなりに稼ぎ、
   1回目のリシャッフルで、上位に入り、
    中盤戦の試合も、頑張り、
・最終的には、
  ポイントランキングで、49位に入り、
   2024年シーズンのシード権を確保した、
と言う、
素晴らしい頑張りを見せた、
んだよね。

 これは、
これから、アメリカツアー大会に挑戦する、
日本人選手への、
最高の、お手本だわ。


 「吉田優利」は、
「古江彩佳」「西村優菜」と同じ、
プラチナ世代だから、
2人に負けずに、頑張るだろう。



2)今年のQシリーズの結果

 そんな中、
LPGAアメリカ女子プロゴルフの
シード権を持たない選手の、
ツアー大会に出場出来る、
優先順位を決める、
予選会「Qシリーズ」
が、終了した。

 結果、
・「西郷真央」が、2位タイ。
・「吉田優利」が、7位タイ。
の好成績で、
LPGAアメリカ女子プロゴルフの、
ツアー大会の出場権を、ゲット、
した。

 それなりに、試合に出られるので、
良い成績を挙げ、たくさん、ポイントを貰い、
シード権を確保、
してもらいたいものだ。


 なお、
「馬場咲希」は、62位と順位を落とし、
ツアー大会の出場権は、逃した。

 「馬場咲希」は、
アメリカの「Qシリーズ」に出て、
日本の「QT」に出なかったので、
日本のツアー大会には、出られない。

 だから、
来シーズンは、
・アメリカの二部(2軍)の、
  エプソンツアーに出るか、
・日本の二部の、
  ステップアップツアーに出るか、
しか、道は無い。

 「馬場咲希」は、
”アメリカで戦いたい。”
と言っているので、
日本には、帰って来ないかもね?



<日本ツアーの問題点>

 日本の男子プロゴルフは、
テレビ放送も減っていくし、
スポンサー離れも、起きている。

 それに対して、
JLPGA日本女子プロゴルフのツアー大会は、
人気沸騰で、ニュース性も高く、
メディアも、バンバン採り上げるし、
最高の状態だろう。


 しかし、
人気に、胡坐(あぐら)をかいていると、
男子プロゴルフのように、
どんどん、人気が落ちて行く、
可能性が、有る。

 と言うのも、
2つの問題点が有る、
と、私は、思っている。



1)人気選手の海外流出

 今、
女子プロゴルフファーの実力者が、
どんどん、アメリカツアー挑戦に
流れて行っている。


 と言うのも、
大人気だった「西村優菜」は、
2023年から、アメリカツアーで、
戦っている。

 今の、国内の女子選手の中で、
男性はもとより、女性にも好かれ、
老若男女問わず、人気が有るのは、
「吉田優利」で、
その「吉田優利」も、
2024年は、アメリカツアーで、戦う。

 日本ツアー13勝の「稲見萌寧」、
日本ツアー6勝の「西郷真央」、
と言う、実力者も、
2024シーズンは、アメリカに行く。

 今年のQシリーズで、
スコアカードの書き間違いで失格した
「原英梨花」も、
来年、再挑戦するだろう。

 若手で、実力も有り、期待されてる、
「岩井明愛」「岩井千怜」
「櫻井心那」「神谷そら」、
なども、
アメリカツアー挑戦の希望を、
公言している。


 勿論、
上に書いた選手以外にも、
「小祝さくら」「菅沼奈々」など、
人気選手はいるが、
それ以上の人気選手や実力選手が、
どんどん、居なくなっているのは、
日本ツアーにとっては、痛手、
だろう。

 かと言って、
”行くな。”
とは言えないので、
今後も、流出は、続くだろう。

 となると、
今の最高の人気に、陰りが出て来る、
可能性は、高い。

 どうなるのかな?



2)小林浩美会長の強引さとスポンサー離れ

 JLPGA日本女子プロゴルフ協会の、
今の会長は、「小林浩美」だ。

 で、
今の、女子プロゴルフの隆盛は、
「小林浩美」会長のお陰、
と言いたいところだが、
「小林浩美」会長の強引さが、
JLPGA日本女子プロゴルフ協会の
将来を、危うくしかねない、
と、心配している。


 と言うのも、
「小林浩美」会長は、
・今までは、ツアー大会は、
  スポンサー企業が主催者だったが、
 今後は、全部のツアー大会の主催者を、
  日本女子プロゴルフ協会にして、
 スポンサー企業は、特別協賛として、
  金を出すだけ。
・テレビの放映権は、
  日本女子プロゴルフ協会が、握り、
   各テレビ局に、割り振りする。
・テレビの大会放映よりも、
  インターネットLIVE配信を重視、
と言う、
今までの流れに反する方針を打ち出し、
スポンサー離れ、
テレビ局離れ、
が、起きている、
のである。


 現に、
2021年に、「小林」会長と喧嘩し、
GMOインターネットグループが、
主催者を降りた所為で、
7月第3週は、ツアー大会が、無い。

 代わりのスポンサーも、
出て来なかった。

 そして、
2024シーズンは、
楽天スーパーレディスが、
無くなるそうな。

 JLPGA日本女子プロゴルフ協会の
ツアー大会最後の試合、
チャンピオンシップリコーカップも、
スポンサー企業のリコーが、
スポンサーを降りる、
そうな。


 「小林浩美」会長が進める改革は、
絶対に悪い、
ものではない。

 しかし、
各企業や、テレビ会社は、
”日本の女子プロゴルフは、
  自分たちも力を貸して、育って来た。”
と言う、自負心も有る。

 それを、
強引に変えようとすると、
反発も、大きくなる。

 ちゃんとした話し合いを持たないと、
今後も、スポンサー離れが、
起きるのではないか?

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 そんなわけで、私は、
大好きな、女子プロゴルフが、
詰まらなくなって行きはしまいかと、
心配するのである。

 果てさて?