「8週だって」

病院に行った日の夜、

会社から帰ってきた夫に

私は報告しました。

「8週?」

「ごく初期ってこと」


イマイチ勘の鈍い

夫、加須史(カズシ)は

意味がわかっても

感激を見せません。


私は子供の教育にお金を惜しみたくないから

1人でもいいと(1人がいい、ではなく)

前から言っていたので

その影響でしょう。


2人目となれば

教育費は倍増だもんね。


でも

もうちょっと喜んでみせても

いいのに。


夫はゴマかすように

娘に声をかけました。

「ひいな、おまえおねえちゃんに

 なるんだって❗️

 わかるー⁉️」

「わかるよー

 ママにきいたやぉー」

娘はきゃっきゃと答えてますが

どうも弟か妹ができるといって

そんな嬉しいわけでもないようでした。


幼稚園のお友達と遊ぶ時

お友達に弟妹がいると

かわいがるより

自分が遊ぶじゃまになる、

と感じる方らしいので。


なんとも

妊娠しがいのない家族です。


「安定期までまだまだだけど

 

 滋賀のおばあちゃんが

 今度うちに来たいって言ってたから

 来てもらっちゃおうかなと思って」

「へえ、いつぅ?」

「いつでもいいよね、

 泊まるわけじゃないから

 平日だとパパは会わないかも」

「あ、そうなの?

 土日でもいいよ、

 しばらく特別予定もないし」

「そだね」