大昔のお名継さま、キフネ少年の日記の
つづきです。
美津子おばさんが読んで欲しそうだったので。
でも
ここからは少し端折りながら書きますね。
彼が10歳になった日の記述まで
書きましたね。
あの夜彼は異母兄弟たちとの別れを
予感していたわけですが
結局それは回避できず
兄弟2人は母親と千壽家を去ります。
兄タケリは母と共にその実家井燕家へ。
弟キクチは縁戚の辺春家に引き取られます。
幼い頃から主治医であった
ヘバル医師の養子となったのです。
キクチは喘息持ちだったと思われるので
母親も深く考えてのことだったのでしょう。
実家イエンでは次期当主が
母イトナの兄に決まっており、その子供もいた。
タケリとキクチは自らの才覚で
身を立てて生きていかなくてはいけない。
偉丈夫然としたタケリはともかく
体の弱いキクチは
確たる家業を継げる家に行かせたいという
思いもあったのかもしれません。
それでもキフネ少年は
母親と別れることになった幼い弟を気にかけ、
度々辺春家を訪れるようになっていました。
ヘバル医師は
センジュ様やお名継の勉学の教授をする
学者の家系のスジョウ先生と懇意で
キフネ少年は辺春家で
度々スジョウ先生やご家族と
親交を持つこととなります。
やがて14歳になった頃
キフネは もちろんまだ少年の歳なのですが
最初の結婚を決めることとなります。