自分を見つめ直すためにも今日は記憶について書きます。
１日も持つか 持たないかの記憶、 分かっているからこそメモ帳とボイスレコーダーを首からぶら下げて、メモリノート・ブログに書き綴ります。
たった今、聞いたことが消える時の感覚もあります。
誰にでもあるような、日々の生活の中で忘れている状態とは違います。
覚えようとしても、一瞬で消える・・・記憶のスイッチを切られたかのように一瞬で「フッと」消える。
蛍光灯のスイッチを切られると急に真っ暗になり、誰でも驚くと思います「あっ！電気が消えた、真っ暗・・・何も見えない」
私の記憶は「あっ！消えた、頭の中が真っ白・・・何も分からない」
もう１つ、ゆっくり消える・・・少しずつ消えていく。
黒板に書かれている文字や数字などを黒板消しで、少しずつゆっくり消していくような感覚。
私は数字を覚えることも苦手 【１２３４】を覚えようと頭の中でイメージすると１２３？・・・何だっけ１？３？・・・あれっ・・・？？３？・・・えっ・・・？？・・・。
頭の中の消しゴムがゆっくり記憶を消していく、記憶のスイッチが一瞬で記憶を消していく・・・とても嫌な感覚です。
人の顔が覚えられない！相貌失認と思われそうですが私の場合、記憶障害が関係しています。
顔・名前も覚えることが出来ないので、戸惑うことが多いです。
病院の先生に以前こんな事を聞かれました※私の日記より
「なんくるないさーさんは表情や感情は分かる？ 喜怒哀楽、分かる？ 家族の顔分かる？」
何故そんな事を聞くのだろうと不思議でしたが、脳の委縮している部分で顔を認識する部分も萎縮していると言われました。
人の顔、表情や感情が読めなくてもおかしくない状態とのこと。
幸い、表情から人の気持ちを汲み取ることは出来ます。
何たって３女のかわいい顔、笑顔、甘えた顔、怒った顔すべてわかります。
この点だけは、本当に良かった。
少し前まで線では繋がらないけど点の記憶がありました。
点の記憶、今日のこと ・ 昨日のこと ・ もっと前かは分かりませんが、メモリノートを確認すると答えが分かります。
でも点の記憶も今は数年～数十年前、いわゆる過去の思い出だけです。
そんな過去の思い出も顔と名前は出てきません、高校時代の思い出はありますが顔と名前が出てきません・・・ ‘’たくさんある思い出‘’ も顔と名前は消えています。
道で偶然 声を掛けられても逃げてしまう、電話がかかってきても誰だか分からないのでとらない・・・友人がいないような感覚、寂しいです。
記憶について矛盾もあります。
記憶できない自分を認識している、これって記憶？
記憶できないのなら、悩みなんて持たないはず・・・記憶できないから悩まない。
私の記憶障害って何？
以前の私には耐えがたい矛盾でしたが、今は仮の答えで 何とか気にしないようにしています。
仮の答え
テレビで見た認知症当事者、同じ若年性アルツハイマー病の人も記憶できないことを認識しているが、そんな疑問を持っていない。
誰もそんなことを考えていない、悩んでいない 答えが見つかったとして何が変わる。
記憶障害、記憶以外にもたくさん、私から奪っていきました。
家族と身内『私と妻の兄弟、甥っ子姪っ子・・・』だけは絶対に忘れたくありません。
何があっても忘れません。
意地でも忘れません！
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