彼のところにいる間に、1日旅行でオーフス(Århus, Aarhus) に遊びに行きました。
オーフスはデンマーク第2の都市なのだそうです。
2017年の欧州文化首都にも指定され、今年注目のまちでもあります。
(私たちが訪れたのは2016年末でしたが。)
第2の都市だからといって、日本の大阪などと比較すると、はるかにこじんまりした印象を受けてしまうと思います。
とはいえ、ダウンタウンはほどよく賑やかですし、大聖堂、各種博物館、美術館、そしてオーフス大学もあり、欧州「文化」首都に選ばれるのも納得です。
もし学生時代に戻ってデンマークに留学できるチャンスがあったら、首都のコペンハーゲンもいいけれど、ここに住んだら、楽しく落ち着いた学生生活が送れそうだなーと思える街でした。
ということで、まずはお目当ての美術館へ。
オーフス美術館(ARoS)です。
上にのってる虹色のリングがトレードマーク。
中に入ると、謎の生き物がお出迎え。
見えにくいけど、表面は色とりどりの布のパッチワークのようになっていて(村上隆作品のような色彩)、ビーズやら小さな電飾やらでピカピカしています。
がおー。
吹き抜けの空間を我が物顔で占拠する謎の生き物。
特別展その1は、ポルトガルのアーティストの展示でした。
謎の生き物も、この特別展の一環だったもよう。
展示室に入る前に、洗車のように洗浄にかけられます。
というのはウソですが![]()
回っている巨大なモップのようなものの間を通って、洗車気分(?!)を味わえる展示作品。
こちらの作品は、クレーンで地面から徐々に高く釣り上げられていき…
クレーンが止まると、べしゃっと地面にたたき落されます。
「Burka」という作品でした。
この特別展はとくにメッセージ性のある作品ばかりでした。
入館のときに、特別展についてのパンフレットももらったのですが、ひとつひとつの作品についての説明が書かれていたので、多少なりとも理解の助けになりました。
「フェミニズム」「男女の地位」「性産業」などをキーワードにした作品が多かったです。
なにしろ、前衛的というか、斬新すぎる作品ばかりで、芸術作品に慣れていないものとしてはどう見ればいいのかわからないものばかりなのです![]()
たとえば…
プラスチックのナイフ、フォーク、スプーンでできたオブジェ。
タンポンをつなげて作ったオブジェ![]()
フラミンゴの羽?で作った、ヘリコプター。
きゃりーぱみゅぱみゅちゃんが乗ってそう 笑
定期的に開いたり閉じたり、スチームを出したりするアイロンたち。
蓮の花のイメージらしい。
壁を挟んで向こうの作品を見てるときから、どこかでなんかリンリンガチャガチャいってるなーと思ってたら、これ。
たくさんの黒電話。
これまたたくさんのネクタイが風になびいているという作品。
これが現代芸術というやつなのか、と私はひとつひとつおもしろがって見ていましたが、Nは早い段階で引いていました 笑
次は常設展の会場へ。
常設展はいくつかのゾーンに分かれていましたが、やはり特別展同様、空間自体を使った展示が多かったです。
私が美術館と聞いてイメージする作品とは違っていて、刺激的でした。
見る人も作品の中に入って、展示の一部というか、展示に参加できるようなものも多かったです。
たとえばこれ。
暗い部屋に入っていくと、怒ったおじさんの顔が![]()
たまご型?のスクリーンにおじさんの映像が投影されているようでした。
いたずらしちゃう誰かさん。
こらこら。
特別展その2はデンマーク人の画家Willumsenの展示でした。
人物や風景のモチーフが多かったですが、ポップアートをも思わせるような大胆な色遣いで題材の凹凸や陰影を表現しているのが特徴的でした。
展示室も、ときどきポップ。
別の階の常設展へ。
ぽつんと置かれた赤い電話。
不穏。
不穏すぎます。
電話を取って怖いおじちゃんが話しかけてきたらどうしよう
これは、この美術館の有名人、「Boy」。
高さ4.5メートル(身長ではなく、この姿勢での高さ)、重さ500kgあるそうです。
下に回ってみた。
真剣。
足の指がふんばっている感じとかも、すごくリアルに表現されています。
小3の男の子みたいな疑問で恐縮ですが、日本人としては、この坊やの姿勢ってあの体勢にしか見えませんけども、ヨーロッパの人が見ても、やっぱり「うむ、力んでいるな」って思うものなんでしょうか…?![]()
ちなみにグーグルマップでこの美術館を検索するとこの少年の目元をアップにした写真が出てきて、ちょっとビクッとします 笑
こちらは世界各地の物乞い・ホームレスが持っていたメッセージボードを集めた作品。
これだけ集まると、凄みがあります。
展示は以上。
特別展を中心に、ほんの一部の写真を載せてみました。
伝統的な写実絵画の展示ゾーンもあったにはあったのですが、今回見た限りだと、美術館全体としてメッセージ性の強い現代アートを好んで扱っている印象でした。
ここに載せていないものでも、たとえばディスコの部屋を再現した展示や、合わせ鏡の中に参観者が入ってみる展示など、個人的には美術館であまり見ない種類の作品が多くて、とってもおもしろかったです。
さて、最上階に上がります。
建物の上の虹色の輪っか、実際に中に入って歩くことができます。
↓よく見ると、虹色の中を歩いている人たちの影が見えますね。
実はこれが目当てでこの美術館に来ました。
虹色の廊下から、オーフスの街が展望できます。
青色ゾーン。
七色がグラデーションになっているので、一歩あるくごとに少しずつ視界の色が変わります。
#NOfilter
展示室内と違って隙間風がちょっと寒かったですが、たくさん写真撮って楽しみました。
おもしろい展示と、虹色の散歩ができるオーフス美術館、近くに来られる機会があれば、かなりおすすめです。
オーフスおでかけ記、後半はまた今度。
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ちなみに、美術館の入館料は
未成年(18歳未満) 無料
学生 90kr. =約1,470円
27歳以下 90kr.
大人 120kr. =約1,960円
でした。
17歳まで無料というのがいいですね。
27歳でいったん区切っているのも、成人しているかどうかにかかわらず若い人の学びを奨励する姿勢があらわれているように思いました。
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