講演内容⑤
古民家の再活用は環境に優しい
愛媛大学との共同研究で古民家に含まれているCO2を計算した数字があります。
1立方メートルの古材には、炭素が230㌔入っていました。
46坪の古民家を調べたところ、古材は17平方㍍あった。
17平方㍍×230㌔で炭素は3910㌔。炭素を二酸化炭素に置き換える計算式(3910×44÷12)にすると、1万4337㌔(約14トン)のCO2となります。
木材だけでの数字です。
ブナの木が1年間に吸収する二酸化炭素の量はわずか11㌔です。これを14トンで割ると、1303本の木が必要となります。
北海道ではブナは黒松内くらいしかありませんが、例えばトドマツでは14㌔を吸収。
それでも1003本のトドマツに匹敵します。
古民家を残すことは環境に優しいということにつながります。
さらに、大工さんの技術も残せると思います。
未来の子供達の為に!
北海道のグリーン建築(循環型建築社会)応援よろしくお願いします。
1、新しい建築をするにあたり、全てを捨てることなく生かせる資材(伝統資材)を活用する(コザイの活用)
2、新しい建築をするにあたり、将来再使用できる資材を使用する(道産材の活用)
3、使える建築に関しては、出来るだけ長期間使用できる提案を行う(古民家の再活用)
・古民家フォト甲子園(北海道教育委員会・札幌教育委員会後援) 進めています
・古民家の保存活動 進めています
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一般社団法人 北海道古民家再生協会
理事長 江崎 幹夫
011-643-2078
http://www.kominkakyokai.net/
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