古民家に使われている木材は、海水に数ヵ月から数年間浸した木材を使用することがあります。建てた後に害虫から守るために行っていました。しかし、長い間海水に浸していると、船喰虫が寄生し巣を作ってしまいます。ゴカイに似た殻を持った虫で木材に穴を開けて巣を作る船造りにとっては厄介な虫です。古民家に使われている木材にも、時々、その船喰虫が寄生した穴がある木材を見ることがあります。水洗いしても未だに塩が吹き出ています。とても興味溢れる面白い木材です。