「太子講」という言葉をご存じですか?
聖徳太子を敬いお祀りするため、大工職人が集い寺社仏閣などでお参りする講の事です。これは、全国的に執り行われています。しかしながら、職人が少なくなってきているためどこの地域も少ない職人で後世へ残すために頑張っているのも事実です。私の祖父の時代には一年間の賃金を決める大切な講でもありました。今では、私たち職人の生みの親として大切な存在としての感謝の気持ちを持ちながら、尊ぶ先祖の原点となる御方としてお祀りしているのです。