仲良く並んでいたこちらも
買いました。
「あしながおじさん」とは違い、
初めて読んだとき幼すぎた為、
「画期的な孤児院を作る」と言う楽しさに
気付けず、
また、孤児院のお医者様の
スコットランド訛りのネタ(?)なんかの
面白さもまったく理解できず、
「あしながおじさん」は少なくとも25回くらいは
読んでいると思うけど、
こちらの方は、旧訳で3回かそのくらいしか
読んでいなかったなー。
だから思い入れが無い分、素直に読み進めることが出来た。
「もし自分が孤児院の院長だったら…」と言う、
この気持ちはすごく良くわかる、
だけど、犯罪者の血筋のはなしとか、
今となっては前時代(差別)的な表現に
いちいちギクリときて、リラックス出来ないときも…
大人なら「当時はこういう風に思われていたんだな」
と考えることが出来るけど、
これからはじめて読む幼い人には
「こう書いてあるけれど今は違う」と
ちゃんと知らせてあげなければならない気がするね。
よく出来た作品でも、
今の時代にそぐわない部分が度々出てくるとなると、
「読み継いでいく」言う時、微妙になってしまうんだね。
そこのところは気になるけれど、
またご都合主義も目立つけれど、
「もしも、自由に使えるお金がたくさんあったら…」
と言う、楽しい夢のお話という感じで楽しめた。
本日は用事でこちらに来た弟を送りがてら、
会社にお休みをもらい、東京駅までお見送り~
帰り、恒例の丸善に寄って時間をかけてブラブラ
吟味して良い本を買えました!
カバーでわからん。
![]() |
ペン習字ハンドブック
Amazon |
今習っているペンの方で、
わたしがこの世で一番硬筆が上手だと思っている
狩田先生の本が概ね終わってしまい、
繰り返してやっているけれど、
やっぱり何か新しい文章を書きたい。
「古典とかは(書道の)仮名のほうでやるので
硬筆(つけペン)では行書までくらいで
お手紙みたいなこまごました文章を書きたい」と
先生に我儘言った手前、
自分なりに納得できるものを探してみた次第。
もちろん、狩田先生と比べたら「…」の部分があるけれど
(「す」の字の形とか、これは私の好みの問題)
並んでいる中では一番かな~と思った。(ので、買った)
あと、最近トマス・ウルフさんの書いた、
こちらの本が気になるのだけど、
![]() |
天使よ故郷を見よ 上 (講談社文芸文庫)
Amazon |
![]() |
天使よ故郷を見よ 下 (講談社文芸文庫)
Amazon |
文庫で~、一冊二千円越えって~、なんかすごくないですか~?
(若い娘さん風に)
トマス・ウルフさん、まだ読んだことは無いのだけれど、
色々調べるうちにとても私が好きになりそうな作家の
様な気がして来て、
一番の決めて(?)は「才能あふれる人物で早死に」…!
(俗物で済みません)
でも、文庫で上下合わせて4,500円かあ、
これで好みに合わなかったらちょっと…と思って、
今日はとりあえず、こちら~
![]() |
ヘンリー・ジェイムズ傑作選 (講談社文芸文庫)
Amazon |
これも、2052円、文庫で…、
でも行方先生の翻訳だから絶対だもん、
それに私はね、内容が良ければ、本が高いとか
そう言うつまらない事ぶつくさ言いたくないの、
それに紙の本が無くなると困るでしょ、
だから…
(と、自分に言い聞かせながら!)
あと、こちら、
![]() |
台所重宝記 (中公文庫)
Amazon |
「武田百合子さん愛読」の帯に魅かれて買いました。
もう一冊はつまらなかったらショックなので内緒です(?)
丸善の文庫コーナーでは
とりわけキリッとした横顔を見せながら
本を選ぶようにしています。
(キリッとしようがボサッとしようが誰も気にしちゃいないぜ)
上手い具合に梅の実も漬かり、
いよいよあとは干すだけ、
三日間続けて、大いに晴れている日に!
オッケー!夏だもの、楽勝~って思っていたのに!
東京地方、21日連続雨って…!
「梅干し物語」の主人公(私)が
いよいよ最終回に
あり得ないトラブルに見舞われ…!
ここ最近のまあまあ晴れた日、
細切れに、部屋干し(窓際でカーテンあけて)したり、
まぁ、ごまかしごまかしなんとか三日…
こんなはずじゃあ…
これが
これ!
う~ん、なんとなく、「ぽく」はなってる!
瓶につめている時、
つい出来心で一粒食べてみたら、うまかった!
(余談だけど、自分から「出来心」と言う犯人は
初犯じゃないって『警察24時』みたいな番組で
刑事さんが言ってたね)
むかーしむかし、
母上が梅干し作ってるの横で見ていた。
夕方、梅酢に戻すとき「シュー」と音が鳴るほど、
梅は乾いていたね。
あれが、憧れだ!
梅干しとか、布団とか、水着とか、
プール帰りの髪の毛とか、
乾かしてほしいものに、
狙ったように良い感じにジリジリとしてくれた
あの頃のあなた(太陽)に会いたい!
ここ数年は、ちょっとやり過ぎで
今年は、やらな過ぎ。
「梅干し物語」、パリッと終るはずが、
こんな感じ~?でなんとなーく終了~。
新訳となった「あしながおじさん」を読み、
大変面白く、でもなじみになじんだこちらが懐かしくなり、
翌日読みました。
なにせ、30年来のお付き合いでございますから、
どうしたってこちらの方が愛着がありますの!
お若い方、初めて読む方は新訳でよろしいかと存じます。
好きな本の新訳って何かとイライラッとくることあるけれど、
畔柳さんの翻訳は、うん、問題ないんじゃない?
(いつものように、上から)
でもさ、こちらの松本恵子さんの翻訳の言葉遣い、
これがね、私は好きだからさ!
「いいあんばいに」「大いに愉快に」
「とても美しゅうございます」
なんて、ちょっとパラパラめくっただけでも
次々、今はほぼ使われない、でも魅力的な日本語が
散りばめられているよね。
あと「髪を出来るだけ豊富にちぢらして」
(これはロック・ウィローの女中キャリーの行動ね)とか、
「料理番はいつでもこね粉をひとかたまり取っておいて
子どもたちに焼かせてくれます」
(これはサリーのお家へ行ったときのお話ね)とか、
いかにも昔っぽい言い様、でも心がほのぼのとして
なんだか面白くて嬉しくなるこの気持ち、
伝わるかしらん。
ずっと大事にしよ、この本。
裏表紙チラリ…、本の値段…240円、安い!
神様みたいな人が、
「あなたの好きな本は、ほら、こういうのでしょ」と
ポーンと投げてくれたのを
おっとっとってなりながらしっかり受け取って、
「へー、どれどれ…」読んで、
「これだー!!」てな感じ、ね、これなんですよ!
もう何回読んだかわからない!、
何度読んでも飽きない!
そんな大大大…大好きな本が、新訳になって
楽し気にBBの本屋さんに並んでいたの。
むろん、買 う で しょ!
ね、表紙の感じも可愛いでしょう!最高だ。
ストーリーはもちろん皆さんご存知、だと思うけれど、
有名過ぎて読んでいない、と言う人が
少なからずおられそう。
そんな方は、絶対に、読んでね。
孤児院育ちのジュディを
ある裕福な紳士が大学へ通わせてくれることに、
条件は毎月、紳士に向けてお手紙を書くこと!
今回の新訳を読んで、
やっぱり会話文が現代風になっていて
すっきりしていて、そこはちょっと寂しい。
これはもちろん、私の好みの問題。
(「おやすみになれまして?」みたいな
変な言い回しが好きなのですよ、わたしは…)
あと新訳では、
サリーと言う優しくて面白いお友達が出来て、
とても喜んでいるジュディちゃんの気持ちが
ことさら伝わって来て、なんだか涙が…。
「サリー・マクブライドはわたしを気に入っています!」
と手紙に書いているところが可愛い。
ずーっと同世代の女の子のお友達が
いなかったんだもんね!
あと、サリーの兄さんの愛情表現が
けっこう積極的だったんだ!と思った。
あー、面白くって楽しくって、
読み終わってすぐ、旧訳を読みだしてしまった!
読んだ気分。
いつもの「東西ミステリベスト100」の
1986年版では63位、
2013年版では、あれ!177位!
(たいへんなダウンだね)
スパイ小説の金字塔、だそうですぞ。
イギリス情報部の極秘事項が
漏えいしていると言う情報が流れ、
ある部署にいると思われる二重スパイを見つける為、
上層部は探りを入れるが…
情報部って言うとなんかかっこいい雰囲気あるけど、
スパイなんて結局は人をだます仕事だから、
常に心は晴れないだろうね。
(実際、この作品でもそんなこんなで
何人も辞めたがっているもんね)
一生懸命やっていたって、
疑われたら最後、組織を守るために
自然死にみせかけて殺されちゃうんだから
割にあわないや!
でも、人の命を思いのままに操ることを
楽しんでいる人も中にはチラホラいるね~。
あの人とかあの人…
淡々と物語は進むけれど、おりおりにハラハラ。
ある人への恩義から、
また、ある人々を守るため、
でもその経緯と結果がこれ、と言うのは
なんだか生憎と言う感じだね。
なかなか、「二重スパイにならざるをえない」
状況に、私がなることはなさそうだけれど
自分とは全く別世界のようで、
なんだかとても普遍的でもある作品。
ところで、グレアム・グリーンについて、
どうしても許せないことがありまして。
その作家の人柄とか言動とか
すべてをごちゃまぜにして作品を評価する、
と言う性質で不評な私が、
なぜかグレアム・グリーンだけは、
そのことは分けて、読むよね。
それで今まで読んだもの、全部面白いんだよね。
でも、作品を褒めると「その部分」を許したみたいで
嫌なんだけれどね。
そんなんで、グリーンを読む、と言う時は
私なりにいつも葛藤しております。















