丸谷才一さんの『快楽としてのミステリー』で知って、
いてもたってもいられず、読んだ作品。
ホームズシリーズや、ディック・フランシスの作品を読むにつけ、
英国人にとっての、ねえ、競馬って言うのは…ねえ、
…ほら…、ね?、なんだかすごいものなんでしょう?
日本人で言うところの…
野球と大相撲を足して割った感じで、どうですか?
ストーリーは、
名実ともに兼ね備えた騎手、フレッド・アーチャーが
チフスの高熱から来る錯乱で自らの命を絶った、
と言うニュースを聞いた皇太子バーティは、
疑念を抱き、自らの手で真相を探るべく行動を開始する…
探偵小説にはあるまじき展開になるにつけ、
「…こう言うの、なんて言うんだったかな…?」と
頭の片隅で…
そして思い出した、「生兵法は怪我のもと」だ!
実在の皇太子が探偵と言う斬新さ、
英国王室、上流階級の秘密めいた部分がちょいちょいあって、
自分では気付かない部分も解説で教えてもらえたけれど、
詳しい人ならもっとクスクス出来るのでしょうね。
いつも頼りにしている
『東西ミステリーベスト100』(文芸春秋編1986年発行)には
この本、チラリとも載っていないの。
丸谷さんがこうして教えてくれなければ
手に取らなかったはず!
まだまだ、本当にまだまだ、私の知らない、面白い本が
この世にはたくさんあるんだ!









