こちらもまた、先日からのめり込んで読んでいる
丸谷才一さんの『快楽としてのミステリー』で知って、
いてもたってもいられず、読んだ作品。

ホームズシリーズや、ディック・フランシスの作品を読むにつけ、
英国人にとっての、ねえ、競馬って言うのは…ねえ、
…ほら…、ね?、なんだかすごいものなんでしょう?

日本人で言うところの…
野球と大相撲を足して割った感じで、どうですか?

ストーリーは、
名実ともに兼ね備えた騎手、フレッド・アーチャーが
チフスの高熱から来る錯乱で自らの命を絶った、
と言うニュースを聞いた皇太子バーティは、
疑念を抱き、自らの手で真相を探るべく行動を開始する…

探偵小説にはあるまじき展開になるにつけ、
「…こう言うの、なんて言うんだったかな…?」と
頭の片隅で…

そして思い出した、「生兵法は怪我のもと」だ!

実在の皇太子が探偵と言う斬新さ、
英国王室、上流階級の秘密めいた部分がちょいちょいあって、
自分では気付かない部分も解説で教えてもらえたけれど、
詳しい人ならもっとクスクス出来るのでしょうね。

いつも頼りにしている
『東西ミステリーベスト100』(文芸春秋編1986年発行)には
この本、チラリとも載っていないの。

丸谷さんがこうして教えてくれなければ
手に取らなかったはず!

まだまだ、本当にまだまだ、私の知らない、面白い本が
この世にはたくさんあるんだ!
著者 : 鈴木拓
主婦と生活社
発売日 : 2015-05-29
私の大好きな清水ミチコさんや大宮エリーさんの
エッセイなどに時折登場する鈴木拓さんは、
親切で優しい、釣り好きの青年と言う印象。

時々テレビを通してお見かけしても、
ただ面白いなーと思うので、

『クズ芸人』と言われているのも
私はいま一つピンとは来ない。

私の想像で、
表裏のある人、自分を装っている人に
ズバリと指摘したりするから
『痛いとこつかれた』と言う人は
恨みを持つのかな?
(清水ミチコさんも大宮エリーさんも
裏表無さそう、だからつかれるところもない、
だから、かな?って)

「頑張っても駄目な人は…」と言うところ、
先日読んだ水木しげる先生の考え方に似ているかも。
(水木先生は自分が頑張って結果を出せる人と言う自覚があるところと
鈴木さんはそうじゃないと言っているスタンスに
違いはあるけれど…

勝手に理想を抱いて、自分の得意じゃない部分で、
無理やり何かをしようとしても「無駄」と言うのに頷いた。

章ごと、最後の一行でおんなじ感じで落とすと言う展開が多くて
そこはちょっとダサく感じたけれど、

私の様なひねくれ者には向いているかも。

清水ミチコさんがかっこいい感じで登場する
嬉しいおまけ付き。
女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)/早川書房
¥907
Amazon.co.jp


丸谷才一さんの『快楽としてのミステリー』

ずっと本棚にあって、なかなか読み続けられなかった。


いつも「…ん~、なんだか偉そうだなあ」となって
耐えられなくなったのだけれど、


今回面白くて面白くて、
その中で紹介されている本も次々読みたい、読みたい!


となって、丸谷さんの本を読みながら、
「どうしても!」となったこの本を読んでみた。


なぜ、丸谷さんの本に今回夢中になったのか?


私の読解力が以前と比べてついてきた


なんでもわかっている、偉い人があからさまに偉ぶると言う
ユーモア的なものなのか?と言う気がしてきた


夏バテで怒る元気が無い


丸谷さんの本の感想は読了してから書きたいと思います。


この『女には向かない職業』
題名はもちろん存じ上げておりましたが、お初、です。


主人公は22歳の女の私立探偵(若いね~)

共同経営者の自殺で、一人で探偵事務所を続ける事に…。


初めて一人で請け負う事になった仕事は
ある著名人の息子の自殺の真実を突き止めるというもの。


若すぎるゆえ、女ゆえ、色んな事にぶつかりながら
真相にせまる、コーデリア・グレイ…。


「え?あ、そうなの、そうなの?!」と言う
秘密がどんどん明かされる展開に、

夜更かしして読了!


ただ、気になったのは、
素人同然のコーデリアちゃんなんだけど、
やけに腕がたつのと、肝がすわっているところ。


誰かが自殺したと言う現場の部屋で
真相を突き止めるためそこにそのまま住んじゃうあたりに驚き。


またある人に襲われた時の冷静な対応、
まるでまるで、マーロウ君のようでないの!


そして、四方八方全てが丸く収まる展開、
「…その人までそう言うことに、ねえ、そうか…」と。


女の人の書いた本だなあ、と思ってしまった。(ごめんね)


作者P・D・ジェイムズさん、ふ~ん、この方の本は
初めて…と、裏表紙のこちらを見つめる女性の写真をみていたら、


「ん、ん、ん~?あの、あの本!、
あの、私がダーシーさん会いたさに
読んで、後ろにひっくり返りそうになった、
あの本!、あれ書いたのこの人じゃない??」となって、
調べたら、やっぱりこの方だった。(脳ってすごいな~)


『高慢と偏見、そして殺人』は気絶するほどつまらなかったけれど、
コーデリアちゃんが主人公の本がもう一冊ある様なので
そちらも探して読んでみます。


ちなみに私の『高慢と偏見、そして殺人』を

読んだ時の感想↓

http://ameblo.jp/komimami/entry-11416408621.html



掃除しやすさのために、ベッドの長辺ではなく短辺を
壁につけるようにする、と言うのが、
この日本の住宅事情で、どれくらいの人が「そうか!」
と参考にして役に立つのかとても疑問。

だったら、私の様に軽い「スノコベッド」にして
ベッドの下になにも置かないようにした方が
掃除しやすくて断然よいのに。(自画自賛)

またはじめは「コンビニを自分の部屋の延長(倉庫)」と
捉えれば、シャンプーなど日用品のストックは要らないとか
言っておきながら(それも全く受け入れられないけれど)
その後「シャンプーは5,000円くらいの高級なものにして…」と
終わりの方に言い出す始末。
そんなのコンビニに売ってないだろ!

誰か一人が責任をもって書かないとこういう支離滅裂なことになるのでは~?

大体、化粧品業界に少々詳しい私から言わせてもらえれば、
化粧品の中身の価値=値段、が絶対ではないのですがね…。

他にも生活必需品に電子レンジと炊飯器と言いきっているけれど、
どちらが無くても美味しいご飯は作れます(キッパリ)!!

そして「女性ならドレッサーを持とう」だの、
「アイロンをかける男性はモテる」だの、
私からすると、ほぼ意味不明の領域に。

さよ~なら~!!
あなたたち(部屋を考える会)のお力を借りずとも、
綺麗なお部屋を保つため、私なりに努力しまーす!
著者 : 宇野千代
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日 : 1996-02-19
華々しい遍歴の持ち主だけれど、
あまりあばずれ感が無いのはなぜかしらん?

私が知った時にはすでにそちらの現役は引退され(た様に見え)、
オリーブオイル化粧品と
ハンカチなどの小物販売が目立っていたから?

大体、その噂の出どころはご本人のエッセイ以外だと
瀬戸内寂聴先輩だから!
あの人、ほんとおしゃべりだから気を付けて!

「え?今?」「え?その人と?」と
なかなかの衝撃的なエピソードを
昨日朝ごはんでこんなの食べたよぐらいの感じで
楽々語ってくる千代様。

私自身の感覚で言うと感心しない部分も多々あったけれど、
「人生を本当に楽しんでいる」と言う点から言うと、
お星様になってから
神様みたいな人から褒められるのはこう言う人なのかなあ。
この本を読んだ経緯は、
土曜日、NHKFMでゴンチチさんの大好きなラジオ番組があり、
その前に大嫌いな声の人の番組がある。

いつも気を付けてその番組が終わった頃を見計らって
ラジオをつけるんだけど、

ある時、ま、いいかと早めにつけたら、
その日はビリー・ホリディの特集だったようで、

「とにかく歌を聴いてください、自伝も出ています、
読んでください」と
切々と訴えかけてきて、

ふーん…、そこまで言うなら
たまには言う事聞いてやるかあ~
と思い、読んでみました。

ともかく絵に描いたような波乱万丈な人生。

ただその人種だからと言うだけで
文字通り見殺しにされてしまったお父さんのくだりや、

営業先でも貴女の出演は駄目と言われたところなどに

ずっと日本国内にいて、
そう言う面でなにも困ったことの無い私は
ただただ身を竦めて黙ってページを捲るのみ。

また、何度も麻薬で捕まるんだけど、
ある時は冤罪と言い張っていたけれど
その後もまた捕まって…

そんな時思い出すのは、20年くらい前(すごい前だね)
アメリカの警察24時みたいな番組を観ていて、
FBI捜査官の人が
「麻薬に関わる人、売人、買う人、その他、
全員とにかく嘘つきばっかり!」と
おっしゃっていたのを思い出す。

(また、この時、「関わる人全員?では貴方も?」なんて
そのFBI捜査官に言ってはいけないんだよ。
ふざけるときは相手を選ぼう)

白状するとビリー・ホリディさんの
お名前はもちろん存じ上げていたけれど、
ちゃんと歌を聞いたことは皆無で、

だからなおさらただただ吃驚して感心して終わってしまった。

ただその後の調べで、
麻薬でガラガラになってしまう前の歌声が
素晴らしいと知ったから、
まずはそこら辺から聴いてみようと思います。
あくまで個人的な体験なのですが、
「漫画の神様」と呼ばれる人が好きと言う人と、
元コンビでそののちそれぞれでも活躍されたあの方々を
好きと言う人が結構信用ならないことが多いの。

本当に好きで夢中な人はほんの一握りで、
なんか自分の演出の為と言うか、
あと「その人を好きな自分が好き」と言うような…
それから(まだあるのね)、好きと言いつつ
意外に詳しくないと言うかあまり読んでない方も…

そんな中、水木しげるさんを好きな方には
ある種純粋さを感じることが多く、
何と言うか「水木変態」と名付けたくなる
独特の感じがあって、
傍観者ながらとても気になっており、
この本もその流れから読んでみた。

頑張れば頑張っただけ上手くいくと言う事は無いと
はっきりとおっしゃる水木先生。

もうずっと幼いころから寝食も忘れて、
夢中になる、出来ることが無い人は
「才能が無い」と言うことだから、
なるだけさぼってのんびりと生きたら?と言う
アドバイスに吃驚したけど、本当にそうかも。

戦時中の体験とかとにかく過酷だけれど、
穏やかにユーモアを持って
今の私たちにメッセージをくださるって、凄いな。

エネルギーが強すぎて、
ちょっと胸焼けしたところもあるけれど
今までにない方角から強い力でつつかれた感じで、
私の魂によいセラピーになったかも。
例えがいまいちピンと来ないのが多いのと
(ゲームとかに例えられても…)

誰かがこう言ってた、ああ言ってたと言う
同じような話が多いなあ、と。
(この辺、もうちょいミニマム化出来たのでは?)

あと、データにして持っていて物は捨てるってところに
引っかかる。
これって結局整理できていないよね。

最初の、色んなミニマリストさんのお部屋の写真は
面白かったから、それメインでも良かったかも。

ただ、テレビを持たない生活を私はしているので、
ここでもそうだけど、
あとお洒落インテリアの雑誌とかに出てる部屋でも
一番良いと思われる場所に、
ドーンとテレビがあるとそれだけで
たまらなく格好悪く思えてしまう。

全然物を持たないことを追及してしまうのって
物をすごく溜め込んでる人と同じに思えてきたぞ。

だって、すごく便利で素敵でかさばらない道具や、
持ってるだけで嬉しいものってありますもの。

物と適度な距離感を持つことが大事ね(上から)。
この間読んで最高に面白かったピムの『よくできた女(ひと)』、
その勢いで買うのを保留にしていた『幸せのグラス』も
パッと購入。

買ってきた本を片手で押さえながら(イメージです)
図書館で借りてきたこの本を、先に読む!

同じ会社に勤める定年間近の男女四人(全員一人暮らし)の話、
と最初粗筋をみた時は、
「…面白いのかな?」と多少不安がよぎったけれど、
それは杞憂に終わりましたの。

登場人物の中の特にレティの日常と悩みにどっと共感。

身の回りを小奇麗にして、自分で作った決まりの中で
満足して毎日を平穏に過ごしているんだけれど、
ふとよぎる閉塞感やぼやぼやと感じる先行きの不安、
「このままこんな感じかな、(しかもちょっと悪くなる予感もある)」
と自分の人生が「ずっとつまらない」気が急にして悩んだり…
こう言う気持ちって世代を問わず普遍的なものなのね。

また、このレティの友達の
自分の幸せ優先で、レティを裏切ったり、またある意味便利に使ったり、
そしてそれを本人はほぼ無意識でやっていると言う描写が秀逸。

『よくできた女(ひと)』でもそうだったのだけれど、
キリスト教の色々について沢山出てくるんだけど、
そこら辺が不勉強なもので、もしここも詳しかったら
より楽しめるんだろうなと、そこは残念。

そんな時代背景とか、宗教のこととか
詳しい人が教えてくれる読書会があったら絶対参加したいものだ。

だから今考えると、学校の授業って本当に貴重だったのだね。
センチメンタル過ぎ、陰鬱過ぎ、
ねちっこ過ぎ、くよくよ考え過ぎ、
に思えて、私には合わなかった。

でも、こう言うのが好きな人が多いのは知ってるよ。

例えばね、ある嫌いな有名人の事を
真剣に考え、「これは嫉妬なのだ」とかなんとかおっしゃってる。

私が、嫌いな有名人がいたら、
その「嫌いさ」をいかに面白くまわりの人に伝えるか、で
悩むんだけどね。

このように、ふと選んだ本によっては
『全然気が合わない!』と言うのにもぶち当たるけれど、
『嫌い』に出会った方が自分の『好き』が研ぎ澄まされていくから、
たまには良いのだわ。