ちょうど「デイビッド・コパフィールド」に
ドップリと音がするほど没入している時期に
図書館へ行って、
「デイビッド君の事があるから、しっかりしたような本は駄目!」
と自分に命じて息抜きと言うとなんだけれど
サラリと読める本を…と探して借りた本。
ところがところが、
題名から想像するイメージとは違い、
なかなか考えさせられる内容でした。
洋子さんは、サザエさんの作者で有名な町子さんの妹。
その家族のほのぼのとした物語かと思いきや、
60歳を過ぎたあたりで、
長姉まり子さん、町子さんと絶縁し、
町子さんの死の際にはまり子さんが
「洋子には知らせるな」と言い、
洋子さんには共通の知人が、
多分見かねて教えてくれた、と言う悲しい事実。
知らなかったなあ!
洋子さんは実母、そして町子さんの莫大な遺産も
一切受け取らず、自立して頑張ったと言う部分で
確執の深さを感じる。
世間から色々いわれたり、噂を耳にしたりして
「長谷川町子の妹」じゃない、
本当の自分の話をしたいと思ったのかな?
と考えたけれど、
そうするとこの題名がハテナ?と思う、
でも全然関係ない題名だと誰も手に取らない懸念がある、と言う事情かな?
その他印象に残ったのは、
「妻と子を残して死ねない」とつらい治療に耐え
頑張ったけれど亡くなってしまったお父さんの話、
また、戦争の時の「国は国民の事を顧みず、
駒としか考えていない」と言うところ、
なんだか不穏な気配を感じる昨今、
胸に沁みました。









