悪の教典が、なぜあんなにヒットしたのだろうか、キャストや、原作力もあるとは思うが、何か他に理由があるはず、と思っていたがどうしてもわからなかった。
最近、悪の教典系、つまりR15バイオレンス映画を観る機会があった。
始めから終わりまでヒヤヒヤしながら観たのだが、終わって数日経ってみると不思議なことに、バイオレンスなグロいシーンより、観終わった後の爽快感や達成感が残っている。
へとへとになりながらも、
「あぁ、私、生きてる!!」
そんな実感がふつふつとわいて、日々が愛おしく感じたものだった。
こんなの誰がみるんだって思ったけど、ジェットコースターに乗る心理と一緒なのかもしれない。
気付かないうちに理不尽な環境に投げ込まれ、叫び怯えながらも終わった後、
「私、やればできるじゃん」とか、
「あぁー、終わった!!」
とか、心が解放されるんだよな。
退屈な毎日から離れて始めて、退屈な毎日を大事だと思えるこの感覚。
これを味わうために皆あぁいう映画を見るのかしら。ちょっとわかった気がした。