昨年の今頃は、例年と違う就活スケジュールということで、何も参考にならず困惑していたのを覚えています。
しかし、授業では映画の授業を取っていて映像への意欲がわいていたころだったのでとりあえずインターンシップをしようと、手当たり次第就職サイトに登録しました。
この時期はまだマスコミ就職=広告、テレビ、映画全部を視野に入れていたので、マスナビ、クリ博ナビ、マイナビ、リクナビに登録しました。
私はかなりの慎重派なので、なかなか勢いがないとインターンに行くなんて思い立たないような性格なのですが、このときは幸い授業のおかげでマスコミ業界へ行くぞという意欲と自信がついていて、ポンポンと登録をしていたのを覚えています。
3年の夏にインターンしたのは、ワンデーでWEB広告会社と映像業界への派遣会社。
WEB広告会社はただ広告という名前がついていたので興味本位で参加したのですが、
制作というより運用。既存のデータをもとにして、どの広告をどのページに出すか運用するという、非常に数学的な能力が必要とされており、私の全然したい仕事ではないとわかりました。
映像業界への派遣会社にも行きましたが、この会社の仕組みは結局よくわかりませんでした。
この時はまだ制作会社の仕組みもよくわかっていなかったのですが・・・
おそらくこの会社は、制作会社に人材派遣する会社だったのかなと思います。
つまりこの会社に入社したら直接制作にかかわることはなく、あっせんするのみ。
夏休みのワンデーは行っても本当に説明会で終わるか、グループワークで終わるかで、そこで情報交換をしようと学生同士で連絡先を交換してもその後一切交流はありませんでした。
多少業界のことが分かったこと、あとは1日限りの就活に対する意識の向上(インターンやってるつもり)のみでした。
私にとって大きな転機となったのは、映画会社への2週間のインターンシップと、バラエティー番組の制作会社ののインターンシップ。
それまでほとんど業界のことに対し無知だった私ですが、この2つのインターンシップで体当たりで業界に足を踏み入れられた気がします。どんな説明会よりもやっぱり現場に行って見ることが、一番のその会社・業界を知る近道だったとわかります。
私は見栄っ張りなので、知識がないことを隠したがる節があります。
ワンデーと比べるとやはり内容の濃いインターンだったので、知識や経験がないことが明らかにわかるはず。その為行くことに対し不安はあったけれど、この時ばかりは「まだ夏休みだし就活も始まってないんだから、無知で当たり前だろ!」と開き直って、出来る限りたくさん質問をぶつけることに専念しました。
もちろん目で、耳で盗む努力も忘れませんでした。
受け入れてくださった社員の方々もとても温かく、おかげで安心して無知であることをさらけ出し、その状態から成長することができたなと思います。
インターンを通して今まで想像もできなかったADの仕事や、映画興行の仕組みなどに親しみを持つことができたし、こんな環境で働けるなら頑張れそうだなとなんとなく感じることができました。
この2つのインターンのおかげで、早い段階から行きたい道はテレビか映画であると確定し、そして夏の初めにはほとんど無知であった業界のことをなんとな~く知った状態で秋に突入することができたのは大きなステップでした。そして、本格的に就活が始まる前に頑張ってESを書いていたことも、今思えば役立っていたなと思います。
大学1年生からずっとインターンを就活の為にしている、という人は本当にすごいと思いますが、
大学3年生の夏にインターンをするだけでもやっぱり相当意識は前向きに変わると思うので、やるかやらないか迷っている人はやるべきであると思います。