もめんとは、もともと、哲学、心理学、宗教の分野が好きだ。

東京に住んでいた頃も、いろんな勧誘をされたが、宗教分野も実に多かった。

そして宗教に関する知識に疎かったがために、
カルト的な団体に近寄ってしまうこともあった。

一般の人たちは、特に日本人は、宗教に関する知識があまりにも希薄な為に、いわば簡単に「引っかかってしまいやすい」危険性を持つ。


もめんとが体験した宗教の勧誘について、いくつか記してみたいと思う。

会社帰り、道である女性に「手相の勉強をしているので、手相見をさせていただけませんか?」と言われ、何の気なしに見てもらうことにした。

もめんとは手相の知識は全くないので、
「いい線ですね」とか「この線は特徴的だ」とか言われるままに聞いていた。
すると女性は、
「私の手相の先生は、もっとよく見てくださると思います。先生のサロンにいらっしゃいませんか?」と言われたのでこれも何の気なしに承諾した。

後日西日暮里駅で女性と待ち合わせ、サロンに向かった。

サロンはビルの一室にあった。

見回すと大学の視聴覚室みたいにビデオの閲覧ブースがあり、何人かの人が閲覧しているのだが、何が映っているかはよくわからなかった。

そのうち応接セットにひとりのオバサンが現れて、手相見をしてくれた。
なんだかんだと手相の話をするうち、
「一部気になる線があります。
この線はご先祖様の苦しみを表し、
ここでご先祖様について供養する意味での講座を受けてもらうことで、
ご先祖様を安らかにしてさしあげられます。」

というのだ。

講座費用は7万円ほど。
もめんとはお金に非常にケチなのと、
物事をその場で決めることに直感的な危険を感じた為、
辞退したのだが、そうは問屋が卸さなかった。


アナタはご先祖様をいたわる気持ちがないのか、から始まり延々と2時間、勧誘だか説教だかわからんが、
こちらが申し訳なくなるような、
講座を受けなきゃ人でなしのような語り口でせめるのである。


しかし、ここまでノコノコついて来て言うのもなんだが、
自分の中の直感が、
「何時間かかってもいいから、このオバサンに諦めさせろ!」
と言っているのだ。


かくして、オバサンは諦めた。

「ではね、またの機会がありましたらね…。」


あれはおそらく新興宗教だと思ったもめんとは、
それから新興宗教について調べまくった。

あれは統一協会であった。