ハァ······😞
「マスター、どうしたんですか?
ため息なんかついちゃって。」
あ、ため息出てた?
ごめんごめん、氣が付かなかった😅
「もしかして、恋煩いってやつですか?😁」
そんなんじゃないよ。
まだ、恋煩いの方がかわいいよ。
「あら、そうじゃないってことは、ちょっと深刻な話?」
あ、まぁ······
「ちょっと待って。
え、そうなんだ♥
知らなかったなぁ、あ、いや、知ってたけど、知らなかったなぁ😁」
あ、コラ😒
読むんじゃないって言ってるのに。
「いいじゃないですか🎵
めでたいことじゃないですか♥
それはそれは良かったですね😁」
まぁ、良かった、のかな。
「良かったに決まってるでしょ。
あのまま、秘めた恋心抱いて、ずーっと人生終わるつもりだったことに比べたら。」
まぁ、そうだね😅
「でも、その話って······
今に始まったことじゃない感じですね。」
あ、うん。
分かっちゃってるなら、隠さなくてもいいか。
そう。
前から分かってたことなんだ。
でも、わたしの力ではどうにもならないこと。
なんとかしてあげたいんだけど、ね。
「········彼女は、知ってるんですか?
そのこと。」
あぁ、知ってる。
分かってて、だよ。
もう、そんなに長くない。
「········
マスター、それで急いでるんですね、このこと。
早くかなえてあげたいって。」
あぁ。
わたしにできることをしてあげたい、その思いだよ。
「·····
マスター、辛いでしょ。
本当は、ずっと彼女のこと氣にかけていながら、なかなかそばに行けなかったのも、最後に負担かけたくないって思ってたから。
自分がやらかしたことで。」
········
「でもね、マスター。
彼女、マスターに再会できたことで、生きる喜びを取り戻したんだよ。
そりゃ、花屋さんになる夢叶えて、毎日楽しそうに暮らしてたけど、やっぱり心に空いた穴は埋められなくて。
マスターにしか埋められない、結構大事な穴だったからね。」
そうなんだね。
「だからさ、ちょっと強引だったけど、僕がふたりを引き合わせてこうして再会できて、彼女は今、とっても幸せな氣持ちなんだよ。
毎日、好きな人に会える幸せ。
マスターにも感じられるだろ?」
あぁ、そうだね。
素直に、幸せだよ。
「·······
あのね、マスター。
人の人生って変えられないけど、人の思いは時として奇跡を起こすこともあるんだ。
ちょっとだけ、期待してみない?」
??
どういうこと?
「まぁ、そのまえにひとつ。
マスターがこれから言うこと、信じてくれることが前提だよ。
いつも僕の真面目な話を茶化しちゃうからさ。
信じてくれるかい?」
??
なんだか分からないけど。
······
まぁ、君が言うことをたまには素直に聞いてみるよ😁
「そうこなくちゃ😁
じゃあね、僕からのお願いだよ。
毎日、彼女に"愛してる"って伝えて。」
え?😲
「毎日だよ。
朝も、昼も、夜も。
氣がついた時にいつでも、そっと伝えて。」
そんなに?
恥ずかしくて言えないよ😅
「人の愛って、魂を揺り動かす力を持ってるんだ。
マスターからの愛が、彼女の魂を揺り動かした時。
奇跡が起こるんだよ。
生きる希望が、彼女の人生に新たな光を灯すんだよ。
マスター、分かる?」
·······
「今まで好きなくせに放っておいた分、毎日しっかり伝えてあげて。
それこそ彼女が、もういいっていうくらいにだよ。
愛してるってずっと伝え続けて、マスターの愛を全身に感じられるように。
いい?」
·····信じて待つ、ってことだね。
「そう。
信じることで動かせる運命ってものがあるんだ。
マスターの力、見せてよ。」
今やらずしていつやるの?って、君に言われてる感じがするよ。
「そ、この間と同じさ😁
逃げてても、待つだけでも、欲しいものは手に入らないんだよ、マスター。」
·····分かった。
やってみるよ。
わたしの思いが彼女に届くように。
「ありがとう、マスター🎵
おっと、早速♥」
カランコロン·····
いらっしゃいませ、あ····
『こんにちは😊
相変わらず、何か言いたげな顔してるわね。
来ちゃいけなかったかしら?』
いやいや、そんなことはないよ。
さ、こっちへおいでよ。
『ありがとう。
····あら、今日もいるのね。
仲の良いこと😊』
「そりゃ、僕はマスターのこと、大好きですから🎵」
『あら、素直ねぇ😊
幸せ者ね、あなた。
こんなにストレートに愛を伝えてくれる方がそばにいて。』
あ、うん、そうだね····
「マスターは、愛を囁いてくれないんですか?」
そ、そんなこと聞く!?
『え〜、そうねぇ。
たま〜に言ってくれるかな。
わたしが催促すると。
なんだか、照れくさくて言えないって。』
「え〜。
もったいぶらずに言えばいいのにねぇ。
減るもんじゃないし😁」
『そうよねぇ。
言葉にしなきゃ伝わらない思いっていうのもあるわよねぇ。
分かりきったことでも、聞きたくなるものよ。』
·········
「マスター、今ですよ🎵
恥ずかしいなら、僕は席外しますから🎵」
あ、そんな氣を使わなくても💦
いきなりかい·····😅
『それで、さっきからのその言いたげな顔、なんなのかしら?』
·······分かってて聞いてるよね、君。
『当たり前でしょ😁』
······ハイ。
愛してるよ。
今も、これからも、ずっと。
君を大事にしたいと思ってるよ。
『········
ありがとう😊
わたしも愛してる♥』
「ごちそうさまぁ〜〜〜〜😂」
席、外してないじゃん😵