去勢の是非について | こめたろうハウス日記

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こめたろうハウスは、2013年4月に東京都町田市つくし野にオープンした、
「すべては犬の幸せのために」をコンセプトとするわんこのためのペットショップです。
トリミングやお預かりの様子、お店の日常を書いていきます★

 

こんばんは。

 

はい、お手を拝借。こめたろうです。

 

 

 

今日、カットに来てくれたぷーちゃん。

 

トイプードルの4歳の男の子です。

 

 

 

そのぷーちゃんのままから今日去勢についてご相談を受けました。

 

ぷーちゃんは現在未去勢ですが、ままのお話しでは去勢を検討しておられるとのこと。

 

あくまでこめ(・ω・)の私見ですが、見解をお話しさせていただきました。

 

まず、お伝えしたのはぷーちゃんが現状去勢をしていないことで何等か不具合があるかどうか?

 

これについてはこめ(・ω・)はほとんど無いと思っています。

 

一般的に未去勢のオスの場合、他の犬にマウントする、威嚇する(吠える、噛みつく)、マーキングをするなどの問題行動が起こる可能性が高い場合があることが言及されています。

 

しかしながら、ぷーちゃんの場合そうした問題行動はほとんど見られないため、このような問題行動を抑制する目的での去勢を行う必要は無いと思います。

 
一方、去勢をしない場合のデメリットとしてあげられるのが生殖器系の病気です。
 
オスの場合は、前立腺肥大、前立腺炎、前立腺膿瘍、それから睾丸の腫瘍などが挙げられます。
 
これらは発症すると死亡率が高い病気と言われています。
 
また、高齢になるほど発症率は高まると言われています。
 
病気にかかるリスクは予測ができず、これを予防しておくべきかは議論が分かれると思います。
 
ですが、病気にかかるリスクはゼロではないと考えるのであれば、予防のために去勢を行っておくことにこめ(・ω・)は賛成です。
 
次に手術のリスクについて。
 
ままはプーちゃんの年齢(4歳)について気にしておられましたが、4歳で遅すぎるということはないと思います。
 
確かに自我が芽生えるまでに手術をしてあげた方がわんちゃんの負担は軽くて済むかもしれませんが、それって生後4ヶ月齢くらいまでです。
 
当然、術前の検査、術後の不快や痛みなどはあります。
 
あと、全身麻酔のリスクですね。
 
これは子犬でも成犬でもあまり変わらないと思います。

 

むしろ、時期を逸して高齢になってからの方がより手術のリスクは高まりますので、そういった意味では4歳という今の年齢が判断をする適切な時期と言えるかもしれません。

 

早いうちに去勢をしておいた方が疾病のリスクも当然少ないですし。

 

あとは、デメリットとして性格的にオスらしい猛々しさが無くなるとか、肥満になりやすいとか、ホルモンバランスが崩れて皮膚炎になりやすくなるだとか、いろいろありますが、それは飼い主さまがきちんと知識を習得しておいて、例えば給餌量の調整やサプリメントの給与などで対処すれば良いことでたいしたことではないと思います。

 

ちなみに、去勢した場合の給餌量はフードに記載されている給餌量の70%程度で良いといわれています。

 

また、米国では去勢後定期的にホルモン注射を行っているわんちゃんもいるそうです。

 

ブリーダーさんによっては被毛の張り艶が失われるので去勢を推奨しないところもあるようですが、命に関わるような問題ではないと思います。

 

あとはもう飼い主さまの考え次第、ご判断次第だとお話ししました。

 

無論、ままがいずれのご判断をされるにしろこめ(・ω・)はままのご判断を尊重いたします。

 

 

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