⑤から時間がまたあきました。
(その間に・・この夏、Hさんに案内していただく高千穂ツアー、私のお友達を誘って実現しました♡素晴らしい御案内でした)
ということで、⑤までの簡単にあらすじ。
それは素敵なタクシーの運転手のHさんとであった三破崎。
2回目の延岡旅行でもお世話になり、楽しい観光を楽しんだあとお食事をしながら、
すばらしいHさんの人生と仕事の哲学を聞いてさらに感動。
食事の次の日も、Hさんの案内で、日向市の美々津に連れて行ってもらうことに。
さあ、この宮崎の旅はどうなるのでしょう。
延岡のホテルは、Hさんのお勧めのホテル。
とってもきれいなホテルです。
スタッフの方の接遇も抜群。
いろいろな地方のビジネスホテルに泊まるけど、
これは最高クラスでした。延岡は侮れない★
朝、屋上からみた延岡の町の朝の景色は、それはきれい。
町はすごい高層の建物はなく、横に町が広がり、太平洋と反対側の遠くに山々が連なっているます
同じ太平洋側でも和歌山とはまったく違う。
太陽の色も違う気がする。
やはり九州って南国なんだナ。
さあ、Hさんとの約束の時間。
タクシーで出発です。
「美々津まで何キロくらいでしたっけ」
「う~ん20Kmちょいかなあ」
「えへへ、そんな長距離をタクシーで行って観光という贅沢は、私はじめてです~」
国道10号線を南下していきます。
右手に太平洋が見え、走りやすい国道を気持ちよく走っていきます。
Hさんもお話絶好調、いろいろなお客様の楽しいエピソードや、これから行く美々津、
そしてクルスの海の説明など聞いてると、あっという間に日向市に入り、
あっさりと美々津の海についてました。
近い。
タクシーだからだなあ・・。
海のすぐそばに海の神様を祭る立磐神社があり、まずこちらをお参りします。
(後から見たら不思議な位置にある神社でした)
そして・・、さあ、神武天皇が、東征に出向したとされる海です。
「きれいですね~~~、横に長い・・。海の色が本当に南国ですよね~~」
「あそこにね、灯台がある島と、もう一つ島があるよね、
あそこの間、を、神武天皇たちの船は通って、東に向かい二度と帰ってこなかった。
だから、今でも地元の船はあそこを決して通らないんだよ」
「へええ~、1000年以上も誰も通ってない海上の場所って、こうして見えているのに不思議な感じですね」
あの二つの島の間をとおった神武天皇(そのときはまだ即位してないけど)は、
そのまま北東へ向かい和歌山の海から上陸したのそうです。
あっ、その上陸のまちは、和歌山新宮市(熊野那智大社があるところ)だ。
私は数年前行ってた、そういえば。(Hさんの旅行記の次にその思い出を書こう)
新宮の小高い場所にある神倉神社に、1月の寒い時期に朝一番に一人いって、
海に上る朝日を見てたとき、日向を出発した神武の船は、今私が見ているこの海に現れ上陸したのか~、
と思ったのを思い出してました。
(この時点、神武天皇が宮崎を東征出発したのも たまたま 知ってました)
その数年後、そのときは知らなかった「神武天皇が旅立った海」に
誰かと二人で来るとは思いもしなかったなあ・・、これぞ本当に不思議な感覚でありました。
本当に美々津の海は、平気で1時間くらい眺められるうつくしさですが
「さあ、次の「クルスの海」に行こうか」とHさんに促され出発です。
美々津の古い町並みの中を通ったとき、古い建物を利用した素敵なお店が
あるのに気づきました。
「今、美々津は観光のお客さん多くなってるんですか?」
「う~ん、まだまだろうけど、宮崎は高千穂が有名になって、若い女性が増えてるのは増えている、
美々津も神話の舞台だから、少しずつだね・・。ああいうしゃれたお店もできてるし。これからだよね」
そうかあ、神武が上陸した新宮の那智大社と同じくらい、出向した美々津が知られるようになったらいいなあ。
さあ、願いが叶うといわれる「クルスの海」です。
美々津から10Km以上は離れているようでしたが、信号がそこまでないので、結構あっという間でした。
駐車場からは海はまったく見えず、階段を上っていきます。
展望台のようなところが上にあって、そこを進もうとする私にHさんが言いました。
「あのね、ここからは僕が手を引いていくから、目をつぶって歩いてみて」
両手をHさんに引かれ、Hさんは後ろ向きに進む形で
数メートルを歩き・・・、
「さあ、目を開けてみて」
「きゃああああ」
目を開けた瞬間、うつくしいうつくしい、クルスの海が・・・、ばーんと目に飛び込んできました。
昨日観光案内の写真では見てましたが、実物はそれどころではないわ。なんてきれい
しかも、Hさんの素敵な演出がにくいにくすぎる。
展望台について、歩くうちにだんだん、「ああ、あれかあ」と見えてくるより、
このように目をつぶって、柵の手前で目をあけた瞬間、この風景がぼんと目に入るほうが、インパクトはあるし、
数倍もきれいに見えるもの。
Hさんは、お客様に楽しんでいただくことを、
いつも考えているのがわかる・・。
すごいなあ。
Hさん、にこにこと、「きれいでしょう」
「Hさんのおかげで数倍きれいですよ~。本当にクルスだ~、本当に叶うという文字ですね、まあまあまあまあ」
とおばさん丸出しの、まあまあまあが出る。
海の色が南国の色というのも、数倍この景色を特別のものにしていると思う。岩の色との対比がより鮮やか。
今回の記事は、写真は載せません。(美々津の街並みを カバーに使いましたが)
ぜひ、みなさん実際に行ってみてください!
午前中のまだ早い時間というのもあって、だあれもいない。
宮崎の海というのは、本当にきれい。南の方の掘切峠なんか大好きなのだけど、
この日向の海は、私にとってまたスペシャルな海となりました。
長崎~宮崎は本当に遠いのだけど、もっとたくさんの長崎県民がこちらに来て、
そしてたくさんの宮崎の方に、長崎の海を見に来て欲しいなあ。
駐車場に戻って、ふと気ずきました。
「Hさん 「米の山」って書いてある、米の山というお山があるんですか?」
「こっちの山がそうだよ」
「まあ!」
「米いのち」のわたくしが、ここに来たのは、まさに運命、
お米のかみさまのお導きに違いない。
しみじみと、3年前からのHさんとの出会いから、手配されたように、今、自分がこの地にいることを不思議に感じました。
そんな私を乗せたHさんのタクシーは、うつくしい海とお米の山の間の道をすべるように進んで行きます。
この後は最寄り駅にお送りいただくのです、
Hさんとのお別れの時間が近づいていました。
最終回につづく