前回の続き、



柿本人麿
播磨守の時代の邸宅があったと云われる

姫路、青山、

人丸神社へ。








「明石」
「ホツマツタヱ」
「柿本人麿」


私的に勝手な歴史妄想、
を歩くシリーズ🌀🚶






明石、高砂、
と播磨灘を進み、


姫路の港、から川幅の広い

夢前川を北へ。

この北側にあるのは、書写山。






そんな書写山の麓、


因幡街道、
西国街道、
が交わる場所、

姫路、青山。

いかにもな、ロケーションの地に
柿本人麿の邸宅があったと言います。


稲岡神社の脇を抜けると、



大好物の説明盤🎶

こちらにも、柿本人麿に繋がることが。




稲岡神社の裏手、

昔は、
浅陰澤(沼)
と呼ばれる場所だったようです。


「播磨鑑」には、
――――――――――――――――――――
歌書ケ淵、浅陰沼、稲岡、青山、
皆 青山の内にして、
柿本人麿の由緒あり云々。
――――――――――――――――――――


「播州名所巡覧絵」には、
――――――――――――――――――――
浅陰澤(沼)、歌書ノ淵、妻見カ岡(妻山)、
みな人麿の遺跡といえり
――――――――――――――――――――

という記述が残っているそうです。





「播磨鑑」
「播州名所巡覧絵」

どちらも
江戸時代から、明治にかけての書物。




梅原猛が「水底の歌」で書いたような、

柿本人麿、
政争から、水死刑

という無念の死。



江戸から明治にかけて、

そんなことの言い伝えも
残っていたんでしょうか。





赤穂浪士、討入り前に
明石の月照寺に梅を奉納。


浅野内匠頭の無念、
柿本人麿の無念、


少なくとも、
赤穂浪士、討入りの
1702年頃、

当時の播磨国には、
今よりも柿本人麿の足跡が
残っていたのかもしれませんね🤔






さて、
さらに住宅地の間にありました
人丸神社。

妻見ガ岡と呼ばれる丘の上にありました。



昔、大和に向おうと旅に出た柿本人麿が、

妻がこの地に訪れる夢を見て、

この岡まで引き返してきたとか。





「播磨鑑」に
この地を詠う、次の歌が記されているとか
――――――――――――――――――――
青山や  あさかげ沼の  みかくれに
あわんとすれど  逢ふよしもなし
――――――――――――――――――――

妻には会えなかったのでしょうか。





人丸神社、

どこか、懐かしく、
田舎のおばあちゃんの家に帰ってきた、

そんな雰囲気の神社でした😌






そんな感じに浸っていると、
私の神社あるある、


雨雲からの大雨。

神社前の石碑を気にしつつ、
拝殿前に避難。




少し神様と雨宿り☔




晴れ間が出た隙にパシャリ📷️

先ほどの歌が記されてるらしい
けど、読めない😅




もうひと雨来るぞ

と言われたような、言われなかったような



振り返り
一礼をして、稲岡神社へ。



案の定、稲岡神社の手前で
もうひと雨。




雨雲レーダーでは、
あと30分は止まず。




せっかくなので、
ゆっくり妄想😌





柿本人麿、
どのように亡くなったかも不詳。

もし、政争の中、
亡くなったとしたら、

書きかえられたイメージも
多くあるのではないでしょうか。




そして、
漢文以前、文字はなかった。
それも本当なのでしょうか。

大和ことば、
本当はいつからあったのでしょうか。




柿本人麿は、女好きであった、
とも言われています。


詠まれた歌から。



その歌、本当に
その意味の文字で詠まれたのでしょうか。

そのあてられた漢文、
それで合っていたのでしょうか。




――――――――――――――――――――
あい見ては  千年やいぬる  いなをかも
我やしかとふ  君待ちかてに
――――――――――――――――――――

同じ歌に、違う2通りの漢文
があてがわれて歌が残る

この稲岡の地。


私が感じたのは、

少なくとも、
女好きの人麿ではなく、





妻を思い、最期の歌を詠んだ人麿、

夢に妻が現れたから、
もしかしてと、
この地に引き返してきた人麿、




純粋に、
ただただ一途に
石見国の妻、依羅娘子を想う


そんな人ではなかったかなと

感じてしまいました。





帰り道、

「播州名所巡覧絵」の
――――――――――――――――――――
浅陰澤(沼)、歌書ノ淵、妻見カ岡(妻山)、
みな人麿の遺跡といえり
――――――――――――――――――――

の文言を思い出しつつ、




人麿が、
妻の夢を見て引き返した、妻見ガ岡。

その夢の前に出立した川、なので、
「夢前川」  なのでは。


そんな勝手な妄想をする自分がいました😌






夢前川。

おそらく、桜が咲く季節、
もっと綺麗だろうなと。


その時に、
妻とまた、花見と人丸神社に
足を運びながら、あらためて妄想してみよう

そう思うのでした😌









お読み頂きありがとうございます🌳