2021/6/20 参拝ブログ

岩屋神社  (兵庫  明石)


JR明石駅を南に、魚の棚商店街よりさらに海側に向かって行くと港につきます。

ジェノバラインという淡路島に渡る船がでています。



そこからさらに海沿いを進んでいきます。



昔から海の側にいるので、磯くさいにおいがするとほっとします。


この日はあいにくの雨。

あ、写真撮り忘れましたが、この近くに
「ふなまち」という明石焼きのおいしいお店があります。

雑誌などであまり紹介されませんが、
多分地元の人は、ここが一番おいしいという人が多いです。

そこから少し南に。


明石の港にある岩屋神社。


鳥居前の恵比寿さんも漁師感。
「採ったどー」て感じです。


御祭神
伊弉諾命、伊弉冊命、大日霎命 (天照大神)
月読命、素盞鳴命、蛭子命(恵比須神)


先月参拝した舞子六神社の神様は、こちらから来られていたみたいですね。

こちらの神社も昔は、六所大明神と呼ばれていたみたいで、舞子六の六は、そこからですね。





狛犬さん
なかなかがっしり筋肉質ですね。



こちらの神様は、
成務天皇13年(143年)淡路島の岩屋より来られました。

今もその時の出来事が神事として行われています。






おしゃたか舟神事



淡路から勧請される際、船に乗せて明石浦の浜に向かいましたが、波が荒く港に着くことができず、

赤石が昔あったとされる林崎松江海岸に一時避難。翌朝、地元の住民が沖まで泳いで出迎え、「ご神体と一緒に乗船するのは畏れ多い」と泳ぎながら舟を押して岩屋の地に着いたという。

今でも漁師の青年らを中心に航海安全と豊漁を祈願して榊をつけた舟を海に浮かべる海上神事を行っているみたい。

「おしゃたか」とは
その神様を迎える際に言ったとされる
「(神様が)おじゃったかー(いらっしゃったか)」
という方言からきているとのこと。



御神木のえのき。


親父の実家があったのが、鹿児島の谷山で、
そういえば、鹿児島の方言で

「おじゃったもんせ」 

というのは、

「ようこそいらっしゃいました」

だったかと。

南九州から来られた方が多かったのか、
昔の言葉では普通に使われていたのか、
興味深い。


境内末社。






本殿裏に、くぐり抜けの小さな鳥居。
なぜか妻が威勢よくチャレンジしてました。

あ、ちゃんと通れたことは報告しておきます。


林神社の歴史より、
赤石が海に沈んだのが138年。

岩屋神社に神様が来られたのが143年。

まだまだ赤石の信仰は残っていたんでしょうか。
今までなら、さらりと読んでいた由緒も、

今では、新しい土地に入る前に赤石の神様が、お祓いをするために呼んだのか、
何か意味があって導いたように思ってしまうのであります。