NBA RS終了 | 米の心

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NBAのレギュラーシーズンが終了しました。今日からプレーオフ出場をかけて、プレーイントーナメントとなっていますね。

POに入る前に今シーズンを少し振り返ってみます。

まずは、東については、BOSが非常に強かったですね。終始BOSが強いままでシーズンが終わりました。スマートを放出した時は大丈夫なのかと思っていましたが、リラードの移籍に伴いトレードとなったホリデーに目をつけてASガードを獲得できたというのは非常に大きかったように思います。その中でホワイトもBOSでハマり、欠かせない選手になったことで非常に強いチームになりましたね。

現状でいえば最もリングに近いチームの一つと言えるのではないでしょうか?

ただポルジンギスはもともと怪我が多い選手ですし、今シーズンも57試合の出場となっています。POはより激しい試合となる中で、どこまで怪我のリスクを抑えて勝ち進むことができるかというのがポイントになりそうですね。

BOSについてはシーズン前から優勝候補に上がるようなチームでしたが、現在決まっている6位までのPOに出場可能なチームを見ると、ちょっと予想外というチーム多いかもしれませんね。

マジックはシーズン前の評判は決して高くなく、一時期順位を落とし始めていたのでそのままダメになるのかと思っていたら盛り返しました。ペイサーズにしてもDFがそれほどいいチームではないので、6位という順位は躍進したといってもいいのではないでしょうか?

バックスについてはリラード獲得が結果チームにとってよかったのかは疑問ですね。やはりホリデー体制の方がDF力もあり怖かったように思います。

そのバックスを順位で上回ったのがニックス。ここ数年POに出場することが増え、以前の人気だけど弱いニックスという時が嘘のようですね。まさか2位でのフィニッシュになるとは思いませんでした、元々面白い素材が多かったチームですが、ラプターズとのトレードは互いにwin-winのトレードとなりそれがハマった感じもしますね。

東の1〜6位の顔ぶれの中にPO常連となった76ersの名前がありません。これは、やはりエンビードの離脱の影響が大きかったのかと思います。

そのエンビードは今シーズンは絶望かと思っていましたが、ギリギリのタイミングで復帰となりました。とはいっても本調子ではないかと思いますし、プレーインを含めてどこまでプレーをするのかというのは大きなポイントになりそうです。

7位という順位から勝ち上がっていくのはハードですから、この辺り今年の優勝を目指すのかというのもポイントになりそうですね。エンビードについてはPOで非常に狙われることも多いだけに無理をしない方がいいかもしれません。

一時期二桁勝てるのかともなっていた、WASとDETですが流石に二桁勝利はできましたね。ただちょっと流石に負けすぎな気がしますね。八村選手の古巣のWASですがいい加減にテコ入れをしないと如何しようも無い気がしますね。

西を振り返ってみると、最後までOKCとDEN、MINの1位争いが激しかったです。

最終的にはOKCがDENと勝ち負け同じながらも対戦成績で1位通過となり、2位にDEN、3位がMINとなりました。

個人的にはMINが最後まで1位通過争いをしていたというのはすごいですね。序盤から好調だったMINですが、KATが途中で離脱し、ゴベアも一時期いなかったことを考えるともっと成績を落としてもおかしくなかったように思います。その中できちんと勝ち続けたというのはこのチームの地力の高さを感じますね。

1位通過となったOKCについては若いタレントが豊富な印象がありますがハマれが強いけどといった印象も大きいですね。

それはOKCがインサイドがそれほど強いチームではないからかもしれません。今年のROY候補にもあげられているチェットは確かに素晴らしい選手であり、得点能力パスと素晴らしくサイズもある選手ですが、DF面についてはそこまで圧倒的ではないという印象があります。

LALなどとの対戦でもADを止めきれない印象が強いですね。

実際チェットについてブロックショットは2.3とリーグで5位という素晴らしい数字を示している一方で、RBについてはリーグでトップ20に入っていません。

しかしOKCのリバウンドトップがチェットという状況です。

これは、リバウンドという面においてのOKCの弱点を示しているように感じます。シュートが好調であれば、もちろんそこはカバーできますが、より激しい試合となるPOにおいてRBを取れる選手がきちんといるかいないかというのは大きな意味があると思います。その意味においてOKCのRB力はちょっと不安があるように思いますね。

2位通過となったDENですが、昨年の経験があるチームであり、ヨキッチという大黒柱がいる分やはり安定したチームだと思います。

ただ、昨年に関してはヒートがファイナルに出場し、CFはLALと下位からアップセットで勝ち上がってきたチームとの対戦であり、その意味で言えば昨年は比較的楽なPOの対戦相手だったと言えます。

その意味で言えばこのオフは真価が問われるオフといえるのではないでしょうか?

ハーデン加入となったLACについては、結局4位でフィニッシュ。一時期は1位争いをしていたところが4位に落ち着きました。LACはなんかこういつもこんなところあたりに落ち着きますよね。正直に言えばタレントでいえば控えも含めて非常に揃っているチームなんですが、それが結果に十分に出ないチームという印象です。ゲームだと強いけどリアルだとそこまででもないチームというか。

ハーデン加入の経緯なども含めて、このチームも今シーズンは真価が問われるかなと思いますので、POどうなるのか見ものですね。

西では、八村選手所属のLALが最後8位に滑り込みました。

LALについてはインシーズントーナメント初優勝と序盤は好調でしたが24年に入ったことからなかなか結果が出ない時期が続き、AS明けて八村選手をスターターとして使うようになってから活躍が目立つようになりました。ハムさん初めから八村選手をもっと使えばいいのに。

勢いもあり、メンバーも面白いですが、あとはけが人とハムの戦術次第かなと思います。もしPOに出場となればダークホース的に怖いチームではありますね。昨年もCFまで勝ち進んでいますし、レブロンやADのようにPOの経験豊富な選手も多いだけに怖さがあります。

ちなみにLALが7位でPO出場となった場合は、LACと当たるとしたらCFまで共に勝ち進む必要があります。LA対戦なかなかPOでは見られていませんが、今年も見るには難しいかもしれません。

10で終えたGSWについても、王朝の選手がいるだけにPO出場となったら不気味な存在になりそうです。

昨年のドラフトで注目の的だったウェンバンヤマですが、その前評判に答えるちょっとルーキー離れした活躍を見せてくれましたね。

特にDF面においては、ルーキーながらDPOYに選ばれてもおかしくないほどの圧倒的な成績を示しました。

ブロックは驚異の1試合平均3.6。これは、2位と1.2差となる数値で抜けたブロック能力の高さを示しているように思います。スピードがあり、高さがあり、ウィングスパンもあるウェンビーへの対応というのは簡単じゃないというのを感じさせますね。

リバウンドでも10.6でリーグ8位と素晴らしいですね。

課題としてあげるとすれば、やはり外からのシュートの成功率。3pの成功率は32.5%と決して高い数字ではありません。まぁセンターとしては優秀かもしれませんが、3を打つのであればもう少し精度が欲しいところですね。(まぁこれで3まで入るようになるとどうやって止めんのこの化け物となりそうですが。)

それでもルーキーとしては圧倒的な成績であり、これからどう成長するのか期待したいですね。

ROY候補はチェットとウェンビーに限られたかと思います。(こいつらがいなければミラーはROYとって全然おかしくない活躍なんですが。)チーム成績が仮に重視されるならチェット、個人を純粋に評価するならウェンビーといった感じでしょうか?

最終的には14位でフィニッシュとなったSASですが、面白いタレントがいるのは確かですが、ウェンビーの相棒をできるような選手が出てくると一気にチームが変わる可能性はありそうです。この辺りSASはオフシーズンの補強の動きというところに注目したいですね。

出場停止から怪我となり今シーズン活躍できなかったモラントがいるMEMは今シーズンはずっと上昇できないまま終えることになりました。

渡辺選手が加入後もあまり出場しないで終わりましたが、ちょっと自己中心的なプレーが多い印象がありますし、アダムスを放出するなどもあった中でどう立て直すのかは気になりますね。渡辺選手の今後の動向というところも注目したいです。

RSを終えてPOへと差し掛かるNBA、一体どこのチームがリングをとるのか、POが楽しみですね。