富永啓生選手が所属するネブラスカ大学のNCAAトーナメント出場が決定しました。いわゆるマーチマッドネスというやつですね。NBAより盛り上がるとも言われているマーチマッドネスですが、それだけに出場は困難であり、その出場大学にネブラスカ大が選出されたというのは素晴らしいですね。
ビッグ10カンファレンストーナメントではインディアナ大学に勝利しチーム初の4強入りとなったものの、準決勝でイリノイ大学に破れてしまいました。
それだけに、NCAAトーナメントでは活躍を期待したいところです。
ちなみに日本人でNCAAトーナメントに出場した選手といえば、LALで活躍している八村選手がいます。
八村選手のいたゴンザガ大学はNBAプレイヤーを多く輩出している名門であり、毎年優勝候補のの一角に名前が挙がるところですね。
一方で、ネブラスカ大学はそこまで強豪というわけではないので、マーチマッドネス出場というのは非常に素晴らしいシーズンを今シーズンネブラスカ大学が送ったということの証明かと思います。
全米1位のパデュー大学を破るなどといった活躍も認められてのことかと思います。
ちなみに、NBAドラフトにおいて、このマーチマッドネスの活躍が与える影響というのはそれほど大きくないとも言われています。
とはいえ、それは上位で指名されることが当確線上の選手についてはということだと思います。
データ好きなアメリカ人は、大学に入る前から選手についてデータを収集し、どの大学に行くのかと注目を浴びていますし、モックドラフトでもやはりこれまでの活躍からデータ化されており、特に上位三人ほどの顔ぶれというのはどのサイトでも似たような形となっています。
シーズンを通して、そこまでの活躍や身体能力などからすでに評価が決まっており、日本の甲子園のようにそこで活躍したからといっていきなりドラフト1位で指名されるというようなシンデレラストーリーになることは少ないわけです。
しかし、それでもなお、やはり、全米が注目する一大イベントであり、アピールの場でもあるのは確かです。
それは、全体の1位に指名されるような選手であれば別かもしれませんが、ドラフト2巡目、ドラフト外そのあたりになる選手であればなおのことです。
全米でトップの大学が集まってのトーナメントであり、その中で実力を発揮できるかどうかというのはやはり注目される話といえます。
特に富永選手の場合現状としてモックドラフトに名前が載っていないあたりの選手ですので、このあたりで注目度をあげるというのは大きいかと思います。
これまでも難度が向こうでもビッグプレーで和製カリーとして注目を浴びることは多かったですが、サイズが小さいことやDF面を考えると、確かにそのあたりの評価になってしまうかなとは思いますが、マーチマッドネスで最後のアピールをぜひ見せて欲しいですね。