ボブ・マーリー:ONE LOVE 今年公開 | 米の心

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レゲェの神様として音楽好きには知られているボブ・マーリィですが、そのマーリーの生涯を描く映画「ボブ・マーリー:ONE LOVE」が全米で1月12日に公開され、日本でも今年24年中に公開予定だそうです。

最近はネットフリックスなどの動画配信サイトなども増え、以前のように映画を映画館で見なくなったという人もいるかもしれませんね。私の場合は、そもそも映画をあまり映画館で見る方ではなく、TSUTAYAなどでDVDを借りて見ていた感じですから、今では関心がある映画などがアマプラなどにあれば見ることがある程度で、年間にそう何回も映画館に足を運ばなかったりします。

ただ、ミニシアターで上映されるようなものであれば、そもそもその後ネット配信などをされないものやDVD化もされるかわからないなどといったもののありますので、そういう映画はわざわざ見に行く意味があると思っています。

では、それ以外で映画館で見るのはどういう映画かというと、映画館ならではの迫力のある画面というところに魅力を感じるのであれば、アクションなどは向いているのかもしれませんが、私はその音質、音量というところを気にせず楽しめるのは映画館ならではと思っていますから、その意味では音楽関係の映画というのは魅力的に感じるものが多かったりします。

特に、近年は伝記といいますか、伝説的なアーティストについてその生涯を描く映画などが年何回か出てくる印象がありますね。

その金字塔といいますか、ジャンルとしてそれがある程度確立されたと思わせたのは、ボヘミアン・ラプソディでしょうか。18年に上映されたクイーンについて描いた映画であり、日本でも大ヒットを記録しました。クイーンのブライアン・メイが昨年紅白に出るという話もあったりと、日本は世界的にもクイーン人気が高く、クイーンもまた親日家だったりしますが、そのクイーンについて描いた映画ということで、それだけ注目度があったのは当然かもしれません。

ボヘミアン・ラプソディがなぜあそこまで大ヒットしたのか、という点は、もちろん日本でのクイーン人気などがあるというのもありますが、以前より音質というところがハイクオリティなものを提供できるようになったというのはあるかもしれませんね。特に最近の映画館は、その音質のこだわりなどを自分たちの強みとして示しているところなどもあったりします。

音楽という音を扱う映画だけに、その辺のこだわりがあるとライブなどでも迫力が全然変わってきてファンにとってはたまらないとなるわけです。

著名なアーティストを描いた映画というのは以前から色々あったと思います。

有名どころで言えば、シドアンドナンシーなどでしょうか?

個人的には出演者の豪華さや内容からボヘミアン・ラプソディの前のミュージシャン映画ではN.W.A.について描いたストレイト・アウタ・コンプトンは非常に面白かった映画です。(まぁこの映画を知ったのが後なのでアマプラでみましたが。)

ヒップホップの創生期のレジェンドであるN.W.A.について描いた映画ですが、ドクタードレ本人が登場したりと、出演者がそんなすごい人が出てくるのかというあたりもあり、過度な演出ではなく当事者の視線で描かれた映画ということで非常に魅力的な映画でした。

ボヘミアン・ラプソディ以前でミュージシャンの映画で注目度が非常に高かった映画といえば、レイ・チャールズについて描いたレイなどがやはり上がってきます。そのレイが作成されたのが04年ですね。レイについては素晴らしい映画ですが、レイ・チャールズを描いたという点で言えば、今の時代、今の技術であればもっとその良さが引き立てられるような気もします。

さて、では今度公開されるボブ・マーリーについて描いた映画はというと、キャストを実力派で揃えただけではなく、ボブの妻であるリタやボブとリタの子供のセデラやジギーなどの家族が監修に携わっているとのことで、より家族目線でのボブ・マーリーというのも描かれるのではないかといった点は非常に楽しみです。

レゲェの神様だけに、綺麗な面だけが一面に出るような映画であればどうなのかなと思いますが、そうではない場合傑作ミュージシャン映画になるのではないかと期待をしてしまいますし、こういう映画だからこそ映画館で見てみたいなと思いますね。

伝説的なミュージシャンですからもっと以前からこういう構想というのはあったのではないかと思いますが、今の時代だからこそできる技術で見えるその生涯、その歌声、ライブというのを是非楽しみたいですね。