F1日本GP 2023 | 米の心

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週末に行われたF1の日本GPについて。日本で開催されるレースですが今回も私はライブでは見ておらず。日曜日の日中となると他にやりたいこともあるのでなかなか見ることができませんね。

個人的なこれまでの印象があるからか9月の開催というのは早い気がしますね。10月に入ってからの開催ということが多かったような気がします。

では、過去実際どうだったかというと日本GPが開催され始めていた頃は11月上旬や10月の下旬くらいが多かったようです。セナが活躍していたり、シューマッハの全盛期の頃で10月中旬といった感じでしょうか?

日本GPの開催は徐々に早い時期に設けられる傾向となっていて、2010年代以降は10月の1週目を基準に1週くらい前後するといった感じでした。今回もそれをベースに考えると9月開催ですが、近年の流れ通りといった感じでしょうか。

最近はF1の開催国が増えていく傾向になり、それに伴いスケジュールが密になり、日本GPの時期というのも早くなっていているといったところでしょうか。

さて、その日本GPですが、割とF1のスケジュールの中では重要な位置にあるGPと言えます。チャンピオン争いというところで架橋に入ってくることが多く、ここで誰がポイントを取るか、優勝をするかということでチャンピオンドライバーに大きく影響を与えることも多いからです。

昨年この日本GPを優勝して、チャンピオンが決定したのがフェルスタッペン。さて、そのフェルスタッペンですが今年も独せん場といった形で日本GPを勝利し、今シーズンのチャンピオンドライバーとなりました。

今年フェルスタッペンとRBの強さというのが際立っていますが、実はチャンピオンドライバーがきまったタイミングということで、昨年と一緒ということになります。

ただ、昨年は日本GPは18戦目、今年は16戦目の開催となり、2戦早いタイミングでのチャンピオンドライバー決定というわけですから、やはり今シーズンのフェルスタッペンの強さというのは昨年にまして際立っているといえるでしょうか。昨年は、開幕戦でポイント取れなかったのも痛かったからとも言えます。

さて、F1の日本GP開催に合わせて発表されたのが、アルファタウリの来シーズンのドライバーについて。

角田選手とリカルドがシートを獲得し、今シーズンここまで目立った活躍をしているローソンについてはリザーブドライバーということになりました。

ローソンについてはウィリアムズにレンタルするのではないかという話もありましたが、ウィリアムズとしても貴重なシートの一つをレンタルのドライバーのために使うというのはもったいないなというところがありますし、RB、アルファタウリ側としてもローソンの起用法としてはリザーブの方がいいという判断をしたのだと思います。

理由としては、不安要素が高いドライバー構成であり、その時にリザーブドライバーによるドライバーの変更が効く状況にしておきたかったというのは大きいのではないかと思います。

角田選手については成長を感じさせる今シーズンとなってますが、ポイントが取れない、チームと噛み合ってないもどかしいシーンもあり、もう一回り成長をして欲しいところです。

そして、そういう成長を促す上では経験豊富なリカルドの存在から学ぶことは多いかと思います。リカルドは苦戦しそうな状況でもそこから立て直すのがうまいドライバーですからそういうところは学ぶことが多いドライバーです。

ただそのリカルドは今シーズン途中からの加入の上に、加入してすぐに骨折、手術になってしまいました。万全を期してリカルドを復帰させるとのことですが、どのくらいのリザルトが期待できるかは不明瞭なところがあるかと思います。

腕力などが戻ってきていない場合、コンマ秒を争うF1においては決定的ともなりますので、リカルドがどのくらいのパフォーマンスを見せることができる次第というわけです。

RBはシーズン途中でもドライバーの変更を積極的にするチームですから、とりあえは角田とリカルドで行き、その中で結果が伴わない、満足する結果にならないと判断した段階でローソンとの交代というのを考えてそうですね。そのタイミングとしては短い夏休みに入る前後まで、デ・フリースが解雇となったタイミングあたりかなと思います。

ローソンがリザーブにいることの意味は、角田やリカルドにとってもわかっている話かと思いますから、プレッシャーをかけていきたいというのがあるのかなと思います。

ローソンがリザーブというのは単純にキャリアや関係性を含めて考えた場合、一番リザーブにしやすかったというのがあるかと思います。ローソンに角田やリカルドの代わりにシートを与えるのであれば理由が入りますし、その場合は、角田やリカルドはリザーブという選択肢ではなく、他のチームに行ってしまうリスクも高くなります。

それを考えるとローソンがリザーブというのは落とし所としては持っていきやすかったのではないでしょうか。

さて、その角田とローソンについてですが、ローソンが11位、角田が12位フィニッシュという形で日本GPを終了となりました。

角田選手は予選9番手スタートとなりましたが、ペレスのスタートのミスの影響を受けてしまいましたね。あそこでジャンプアップに成功していればポイント県内もありえたかもしれませんが、ペレスのスタートミスで後方の角田選手も影響を受けてしまったといった印象があります。順位としてはローソンの下となりましたが、レース内容からすると思ったようにいかないレースの中でも落ち着いた判断ができていたように感じますね。この辺りは昨年までのキレやすい角田選手ては違うなと思います。

ローソンとのバトルにしてもローソンのDFが強引なところもありましたが、角田選手も無理をしなかったという印象を持ちました。

一方のローソンは若さ荒々しさそして勢いというのを感じますね。それが結果として角田選手より前でフィニッシュというところにも繋がったのかと思います。

ただ一方で、こうして結果を出していても角田選手の代わりに来年のシートとならないのはホンダとの関係もあってのことかもしれませんが、結果ほどにチームがローソンのことを高く評価するにつながっていないということでもあるかもしれません。とはいえ、リザーブに残すほどには評価しているとも言えます。

この辺り、今シーズンだけではなく来シーズンも含めてドライバーへの評価をしていくことになるのではないでしょうか?

このレース1位フィニッシュに続いてレースを終えたのがマクラーレンの二人ノリスとピアストリとなりました。

ここ最近で言えばRBを除けば一番安定してポイントを稼ぐことができているチームの一つではないでしょうか?アストンマーチンは最初こそ勢いがありましたがストロールがアロンソに続くことができていませんし、このままいくとコンストの4位というところは見えてきそうですね。

次は、1週あいだが開いてのカタールGPとなります。ここからはちょっと日本人にとっては開催時間が辛いレースが続きますね。深夜のレースが続き、ラスベガスは反対に日本時間の日中のレースとなり、チャンピオンも決まった中でリアルタイムで見たいかと言われると厳しいものがあります。

チャンピオンも決まりましたし、とりあえずの来年のアルファタウリのシートも確定しましたが、残るレースいいレースで締めくくって欲しいですね。