時間とライフステージ | 米の心

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最近はリモートワークなど様々な働き方が認められるようになってきましたが、一方でリモートワークを認められていた会社もまた出社ベースに戻すということを行なっているところもあったりします。その中で最近に思うことは次のライフステージに移る前に、今できることをやっておくは大事かなと思います。

これは、何らかのスキルを習得するなどといった意識の高い話というわけではありません。次のライフステージに移ると今できていることができなくなるリスクが高まるがゆえにやれるものはやっておいた方がいいということです。

例えば、海外旅行などについて、旅好きな人はそれをベースのライフスタイルを構築することもできるでしょうし、時間のゆとりのある働き方をしている人は積極的に海外旅行に行くということもできるかもしれません。

一方で、会社勤めのような場合、まとめた休みをとるということがなかなかできない場合もよくあります。まぁせいぜい1週間くらいの休みなどであればとれるでしょうか?

1週間休みがあれば海外旅行も好きなところに行けるかもしれませんが、例えば日本から欧州などに旅行をするのであれば、もう飛行機で2日分とかかかっちゃうわけですから本当に向こうであれこれ楽しめるのは1週間の休みをとっても5日くらいしかなかったりするわけです。

なので、大人になってからの旅行となると国内旅行であったり、あるいは韓国や台湾などのアジア、アクセスがいいところ、あるいはハワイのようなゆったりとした時間を過ごせるところなどが選ばれやすくなります。

そういう意味でいえば、欧州などの旅行は時間にゆとりのある学生時代などに行っていた方がいいともなるかもしれません。そのタイミングでいかなければ本当に欧州を満足のいくだけの時間をかけるということは難しいケースというのは多いからです。

また、趣味なども様々なものがありますが、一人暮らしをしているときであればどのような趣味でもやりたいようにやれます。一方で、結婚し、子供が生まれ、ライフステージが変わると趣味によっては継続が難しかったり、縮小する必要が出てきたりします。

それまでは自分中心で良かったところが、家族中心にシフトする中で、使える時間というのも変わってきます。行動にも制限がかかってきます。例えば、飲食が好きな人であれば、一人の時はどこにでも好きに行けたでしょうが、小さな子連れでは入れない場所なども出てきます。

時間ではありませんが、場所についても同様です。場所もまた各ライフステージに大きな影響を与えます。

例えば、大学は、その次の就職活動に影響を与えるケースは少なくありません。最近はネット上でリモートでの就職もできたりしますが、就職しようと思えば経済的な面で考えると大学がある場所かもしくは地元での就活が結局しやすいということになります。東京にそのたびに面接で出て行くなどというのは大変だからです。

また、海や山などに趣味がある人であれば、そこへのアクセスがいいところではないと趣味を生かすのもむずかしくなります。

つまり、今なら可能なことが将来的にも今のコストで行えるかというとそれができなくなる可能性というのがあるというわけです。

その意味で言えば、この2年コロナ騒ぎがありましたが、大学生などが卒業旅行に行けなかったというのは正直かわいそうだなと思います。大学生ほど時間に余裕がある時というのはそれほど多くはありません。だからこそ、卒業旅行などで海外旅行などをその間に体験しておけるかどうかというのは大きいかなと考えるからです。

また、コロナがそうだったように自分たちにはどうしようもできないことが原因でそれまで可能だったことが難しくなるということもあります。

もちろん、大学にいって就職してというようなステージに進まないのであればこれらのことが気にならない生き方もできるかと思います。ただ、それも含めてやはり、できること、やりたいことがあるなら、今のうちにやっていた方がいいのかなと思いますね。