ファッション誌買いました(#^.^#)
かれこれ30年ぶりかもです。
ファッションの神様、私はずっと迷える羊でした。
多くは望んでません。
ただ、人間社会に受け入れてもらうための服がほしいんです。
裸で歩くと逮捕されます。ちょっと昔話をさせてください。
昔々、「MORE」「with」なんかがあってな、
これを読むと、
どんな服が流行ってて、
どう組み合わせて、
どこで買えばいいのか がわかるようになっておったんじゃ
でも、雑誌の通りに買うと高すぎて、
似たようなそれらしいのを選ぶんだけど
「なんか変」になって悲しかったんじゃ
(おしまい めでたくない)
ユニクロとかが出現してからは、
「マネキンが着ているやつ、上から下まで買う」
が可能になったし
悩まなくてよくなったから
ファッション雑誌も要らない、っていう人が増えたかもしれません。
ユニクロは迷える子羊を救ったのでしょうか?
違う道もあったんじゃないのか?
「素敵なあの人」みたいな。
「素敵なあの人」 というのは、
60代、70代は、人生で一番素敵な時間だし、輝けるんだよ、
っていうコンセプトみたいなんですが、
これまで見たことのないような新しさもあって、
ページ開いたとたんの一瞬で、常識と思いこんでいたことが吹っ飛ぶ、かもです。
たとえば、ツイードの上着、私たちの世代では、上下揃えるものでお嬢様風に見せるものだったと思うんですが、ここでは、カジュアルなパンツ姿にどてらのように羽織ったりしてる。これは、おしゃれの神々に許される自由だと思いました。
で、モデルさん達の大人の輝きが半端なかったのです。
若いモデルさんと違って、カメラマンの指示通りにポーズを取らされてる感じがしません。なぜなら、目線がカメラマンに向かっていて、「〇〇ちゃん、ちょっと疲れたんじゃない? 終わったらお茶でもしようか」と語りかけているみたいな優しさを漂わせつつも、むしろモデルがカメラマンを圧倒している関係性を窺わせるからです。(表紙の結城アンナさんにアテレコしてみた)
おしゃれって何なんだ? おしゃれで人は成長し、輝き、笑い、人を気遣う余裕も生まれるんじゃないか?
この雑誌のおしゃれは、たとえ同じ服を着たところで真似できるものじゃなさそうです。
なんだかよくわからない服を、中の人は圧倒的な清潔感と内側から発する光で着こなしているようでした。
「服の中の人みたいに、俺はなる!」 と思いました。
すっかり洗脳されつつあった私は、もう一つの事実に気づきました。
素敵な写真のどれもこれも、全部、「背景の色が白」 というからくりに。
(いや、凄いことふうに言ってるけど、大したこと言ってない)
これは、光を味方につけて、ゆるみを魅力に見せれるという素晴らしいこと
平行に差し込んできて、部屋全体をふわっと包み込むような光
強い光ではなくて、北欧風の優しい光で、トーンが和らぎ、境界線が曖昧になるような感じ
私はこれを「素敵なあの人のフェルメール風味」と呼びたいです。
(この時代のコーデ、素敵なあの人コーデぽい気がします。豊かさを楽しんでそうだから)