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なんと美しい編隊飛行、我らがブルーインパルス。日本のトップガン。
観衆の多さに驚いた娘でしたが、期待していた天地を轟かすような爆音は
さほどでもなかったと申しておりました。生憎の曇天の下で撮ったという写真。
 
 
 
数週間前だったと思いますが、虎ノ門ニュースでの百田尚樹さんの発言に
「辺野古移設反対は延々と継続してるけど、じゃあ反対多いので移設止めます
という事にしたらどないなるんやろ?」 と言うのがありました。
いやあ、百田さんは面白い。これ、コペルニクス的転回。略してコぺ転。
 
コペルニクス的転回とは......。
「太陽が地球の周りを回っている」.....から....「.地球が太陽の周りを回っている」への大転換。
まさしく天地がひっくり返る事を指します。これぞ驚天動地。
理論だけではなく現実も180度の転回を目の当たりにする事になります。
 
で、ですね、私が申したいのは辺野古移設云々の話ではなく......。
(移設があろうとなかろうとアメリカにとって日本の戦略的価値は変わりません。
中国共産党が台湾や日本の尖閣諸島について「核心的利益」と宣言するように
日本の地政学的ポジションはアメリカの「核心的利益」なもので)。
 
最近私はかの「憲法第九条」にもコペルニクス的転回がやってきているのではと思うのです。
議会での発議が成立、国民投票で過半数の賛成票を得る、そんな転回ではありません。
護憲派、改憲派の立場も一挙に意味を成さなくなる、「九条」の空文化です。
「九条」が唱える「武力行使の放棄」はすでに前近代的なもの、と思えてしゃあないんですね。
 
んなもん、知っとるわい、サイバー戦の事やろと私も考えておりました。
もちろんそれも含みます。欠かせません。いや、むしろサイバー戦を中心に事は進みます。
まあ、サイバー戦が俎上に上がる時点で「九条」は半ば空文化。
なにしろ目に見えないんですから。目に見えない物を法律で縛るのは非常に困難です。
 
私たちの頭の中には第二次世界大戦のイメージが強烈に焼き付いております。
銃弾飛び交い、兵士が倒れ、空からは爆弾雨あられ、市民は逃げまどう。
中東、アフリカではまだこの状態は続いています。破壊、殺戮が目に見えるのです。
なぜなら......かの地において「.前」近代戦争はまだまだ利益を生むからです。いろいろな意味で、ね。
 
が、世界のスーパーパワーであるアメリカ、軍事独裁大国である中国、ロシア、
技術、経済大国である日本とEU、これらの国にとっての戦争の様相はもはや異なります。
そういやアメリカと中国が経済戦争始めたなあ。うん、それも国家の安全保障を賭けた闘い。
いえ、私が申しあげたいのはいわゆる「武力」が「不可視」になりつつあると言う事なのです。
 
ことほど左様にテクノロジーの進化は私たちの想像も及ばない領域に突入している。
紙に書いた「九条」はあってもなくても意味をなさなくなりつつある。
それについては又書かせて頂きたいと思っております。
コペルニクス的転回、について。