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けこですのブログ

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15年ぶりのアスコットホスピタル。

市の中心部に近いけれど緑に包まれた抜群のロケーション。

 

 

 

スペシャリスト(専門医)に15分にCTとMRI を取ってくるように言われてアスコットへ。

いきなり料金の話で申し訳ないが、スペシャリストは15分の診察で3万円。

CTは日本でも相場かと思うが9万円。まだMRIもあるが幾らかかるのかわからない。

しかしプライベートな保険のおかげで私に負担はない。

 

ニュージーランドの医療制度は世界でもトップクラスではなかろうか。

何せ、公立の医療機関は診察、投薬、入院全て無料。

なので、懐具合に合わせて病院を選べば公立なら無料で全ての治療が受けられる。

私の場合はいざという時の場合に毎月高い保健料金を払って私立へ。

 

公立と私立の差? 時々分からなくなる時もある。

じーちゃんが時折公共病院のお世話になっているが、なかなか立派で環境もいい。

公共はすべて税金で賄われているので、日本のように「国保」を徴収されない。

なのに私は年間15万円以上のプライベートな保険を払い続けている訳だ。

 

それだけの金額があれば日本へいく飛行機のチケットさえ買えるというのに。

迷う事もある。基本的に元気だし、万が一でも全て無料の公立病院がある。

今回は、15年前の腫瘍の再発を疑って私立を使う事にした。 

掛け金は滞り無く支払ってきたので、どんな高名なお医者様でも選べる。

そこで15分3万円となった訳。実際の支払いは保険会社、ね。

 

私立のお医者様だが、待ち時間はない。受付から待合室まで静かで美しい。

このお医者様、ネットでの評価は五つ星。物腰柔らかく、自信に満ちている。

そして、これが一番大切な事だと思うのだけれど、患者に不安を一切与えない。

この先生に診てもらったからにはなんとかなる、と思わせてくれるのが凄い。

 

そして、アスコットホスピタル。実は15年前同じ腫瘍で11日間入院した。

公立とまず違うのは人がいない。たまーにロビーを横切る人がいる位。

レイディオロジーに案内されても、人がいない。

来訪を告げると担当者が出てきてくれて、そこからは付きっ切りで面倒を見てくれる。

 

全てを優しくおだやかに説明する声を聞きながらCTの台に横たわって考えた。

おもてなし、だ。 不安、不快、ストレスを徹底的に排除したおもてなし。

検査の結果が悪ければ、又同じ悪夢のような大手術を受ける事になる

と言う事さえ忘れる、と言うか、まあこの病院ならいいかと思ってしまった。

 

医は仁術、と言う言葉に異論はない。

どんな立場、経済状況にある患者にも、医者としての使命に変わりはない。

が、同時に、医は算術、立派な経済活動にも違いなく、そうであってもいい。

卓越した経験と技術があり、人望もなければ私立の医者は務まらない。

 

何も公立病院が悪いと言うのでは決してない。設備に不足がある訳でもない。

が、いかんせん、公立は患者数も多く医者もその他のスタッフも忙しい。

何よりも、患者は招かなくともあちらから大挙して押し寄せて来るのだ。

 

私立の病院、専門医に必要なのは一にも二にも「評判」。

そのためには腕を磨き、経験を積み、患者の「もてなし方」を向上させる。

もちろん医療費の負担が一切ないのもある意味あり得ない位のおもてなしだと思う。

が、最高、最先端、ストレスフリーでそれに見合った医療費を得るのもおもてなし。

 

この国に住んでいれば、その二者択一が出来る。

私だって保険会社の掛け金は辛い。掛け捨てになる場合も覚悟が必要だ。

それでも、無駄な出費を切り詰めてでも支払い続けようと改めて思った。

この安心感。このまま死んだとしても苦しむ事だけは避けさせてくれると言う確信。

 

アスコットはええなあ。

医は算術だとしても、その価値があればいい。

医療だって経済活動活動の面は確かにある。

それをスッパリ認めて徹底している所がいい。

 

日本は仁術の皮を被った算術が蔓延しているのではなかろうか。

無料か有料、それが患者の幸せへの一番の近道に思えてならない。

 

 

 

(追記) 日本との決定的な違いはまだ他にも沢山あるので、

         又項を改めて......。