ブリスベン空港、出発ロビーに飾られた立像。ちょっと怖い。
モチーフは何だろう?手に持っている物は?どなたかご存知ありませんか?
まず始めに、東北大震災で被災された方々へのお見舞いと、亡くなられた方々への心よりの哀悼の意を捧げます。
日本からの帰路、飛行機の中で文庫本を一冊読みました。
東南海地震を想定したシュミレーションですが、津波の被害を中心に想定したもの。
発刊が2005年となっているので、東北の震災よりも以前に書かれています。
大地震はいつ、どのような規模でどの地方を襲うのか予測はつきません。
プレート境界線上にある日本という国の背負った宿命ではあります。
この本の指摘で今更ながら気づくのも間抜けなようですが、
日本の大都市が位置する平野部は海抜が低い地域を多く含んでいる。
東京では荒川の周辺が海抜ゼロメートルだといいます。
江東区、墨田区、江戸川区、葛飾区は冠水、又は水没の危険があるそうです。
東京湾は内海に近い入り江ではありますが、
東北を襲ったと同じクラスの津波が押し寄せれば危険な地域は少なくない。
名古屋は濃尾平野の奥の一宮で海抜9メートル。
市内の名古屋駅と名古屋城の中間あたりでわずか3メートルとは驚きです。
津波が一旦港の堤防を越えたら、市内中心部は水浸しになってしまう。
大阪も外洋から遠いとは言え、安全とは言えません。
津波の規模にもよりますが、関西国際空港などはどんな被害を蒙るか。
水の都と呼ばれる位河川の多い所ですから、海水は淀川を中心に遡上する。
大阪湾が危ないとなれば、神戸、尼崎、西宮を含む沿岸も危険です。
東北の大震災で学んだ通り、地震の直接の被害もさる事ながら、
後に続く津波によって多くの尊い人命が失われました。
本を読みながら恐ろしかったのは大都市の地下には地下街と地下鉄がある事。
市街が冠水すれば、例え地上の建物が無事でも地下は全滅。
そこでお願いです。
大都市で強烈な揺れを感じたら、まず地下から脱出して状況を確認して下さい。
地震と津波の間にはタイムラグがありますから、可能なはずです。
高台や頑丈な建物の4階以上に避難せねばならない事はすでに学んでいます。
仕事や約束、家路を急ぐ必要があったとしても、それが何でしょう。
地下鉄ならば、どうか最寄の駅で降りて他の交通手段を考えて下さい。
東南海大地震はある、あると言われながら狼少年の様相を呈しているようです。
沿岸部にお住まいでない方々はなおさら津波について無防備でおられるのでは。
東北大震災に遭遇したとは言え私たちは本当に幸運でした。
それも全く無防備な上に何の心構えも無かったのです。
それでも災難はやってきます。
その時どうか皆さん全員がご無事でありますように。
