松阪から南木曽へ。妻籠宿。
南木曽に着いたらもう昼をかなり過ぎていた。この時間ですでに妻籠行きのバスは無い。
選択の余地なし、で、タクシーを選ぶ。歩ける距離でもないので。
どこにカメラを向けても絵になる妻籠宿。通りの縁台に腰掛けて、名物五平餅を頂く。
泉鏡花「高野聖」の舞台、木曽の深い山々の連なりは目の前。
「木曽のなぁ~、中乗りさん、木曽の御岳さんはぁ、なんじゃらホイ~。」
松阪から出発して名古屋、南木曽、そして松本までやって来た。
松本へ来たからには国宝指定の天主を持つ松本城を一目拝んで行かねば。
もはや夕暮れなので内部の見学はできないが、おお、これが烏(からす)城。
現存する五重六層の天主の中では日本最古で約400年の歴史がある。
松本の市街にはあちらこちらに湧き水があった。かけ流し、ならぬ湧き流し。
そのまま手に掬って飲めるほどの清らかな水で、水神様の祠も多い。
ペットボトルに水を汲みに来た若い女性に道を尋ねた。
何ともいえない初々しさと優しい親切な物言い。清らかな水と清らかな女(ひと)!
夜の通りで目に付くのは古い蔵を改造した店舗、レストラン、洒落た居酒屋。
名城と湧き水と蔵の街松本は梅雨明け真近の暑気を束の間忘れさせてくれたのでした。
翌日は諏訪湖の近くを通って山梨県は甲府へ。目的は昇仙峡。
駅前からのバスに乗って約30分で上り口に到着。
富士川の支流荒川の上流に位置し、滝と大岩と緑の織り成す渓谷美。
しかし、目的地滝上エリアまで5,1キロ、1時間40分かけて登って、
消費カロリーたったの270kcl、往復540kcalぽっちとはどーゆー事?
バスを捕まえるために最後の1キロは走りましたからね。600kcal、か...。
息子はこの日は甲府には泊まらず、東京から新幹線で京都に帰りました。
この日を限りに親子三人の旅は終わりです。みなそれぞれの道へ。
それが人生というもの。万物流転、諸行無常。 が、思い出は残る。
北海道、沖縄は残しましたが、日本全国をざっと周る事はできました。
息子、娘がこれから先どこかで誰かに日本の話をする時の役に立ってくれればいい。
甲府の駅から出発する息子に手を振りながら、感無量ではありました。涙。
しかーし! このおばさん、立ち直りは早いのです!
明日は横浜だ!中華街だ!次の日はお台場でガンダムも見るぞ!
ホテルに帰ろう。よく歩いて汗まみれだ。
お風呂に入ったら夕ごはん食べにいかなくては。ね、ね?

