ルツェルンの定番観光地「ライオン記念碑」のすぐそばにあるが

この三十年でただ一回しか訪れたことのない「ブルバキ・パノラマ」。

1881年に描かれた円形壁画施設↓

「創立して間もないころに赤十字が救護に活躍しているシーンが描かれている」

と、スイスを勉強しはじめたころに読んで、いつかちゃんと理解したいと思い続けている。

 

1870-71年の普仏戦争の経緯は複雑。

スイス政府観光局の頁でも、

簡略に※この程度にしか触れられていない

 

まず、「ブルバキ」というのがフランスの軍人の名前である。

※ネット検索すると

彼の名前を引用した架空の数学集団の方がよくヒットする

 

●現状の小松の理解

1871年1月のエリクールの戦闘で敗れ

15万の兵力を8万4千にまで減らして敗走するフランス軍。

ブルバキ将軍は自決を試みるも頭に向かって発砲した銃が不発で命拾いする。

冬のアルプスで食料が枯渇した敗残兵たちは

スイスのフランス領ヌーシャテル州に入ったところで

赤十字をはじめとするスイスの人々に迎えられた。

この記念碑はスイス人の博愛精神を後世に伝えるために建設された。

 

2023年《手造の旅》のルツェルン観光でも入らなかった。

スイス・トラベル・パスで無料なのだから

お天気が心配だったら入ればよかったのかしらん。

いや、小松の理解が不十分なうちには無理だったのかも…。

課題は尽きませぬ。