「観光客があふれるシャンゼリゼ通りになど足を向けないパリジャンも、これを見に来るほど話題です」

ルイヴィトンが草間彌生とコラボして、ゴジラなみに巨大な草間彌生が自ら水玉を貼りつけている。

五年ぶりに訪れたパリであっけにとられたのがこれだった(^^)

百年変わらないような顔をしているのに、時々予想もしなかった驚きを与えてくるのがパリ。

このコラボは来月ぐらいで終わる予定だそうです。

コンコルド広場から近いマドレーヌ教会も

今だけ心洗われるような空間に変身している。

« Larmes de joie »(喜びの涙)

1967年生まれのフランス人ブノワ・デュトゥールの作品。

マドレーヌ教会の外側は修復中。

入口はこんなになっていて↓一見入れそうになさそうだがだいじょうぶ

扉を押すと、ほの暗い堂の中央に光がおりてきている↓

天井に開かれた窓↑ここは19世紀後半に建設された新しい教会だからこういう建築デザインも可能だった。

※ロマネスク建築にも明かり取りの天井窓がある教会はあるけれど

↓近づくと窓の枠からおろされた線に光る球がとりつけられている↓

「キリストが生まれた時三人の王様が黄金、乳香、没薬を持ってきましたが、現代ならばどんなものを捧げるだろう」

と考えて、そんなモノモノをガラスの中に閉じ込めてある。

ひとつひとつは三十センチぐらいの透明なガラス玉。

数は103個。天井までの高さは30メートル。

そうとうな重さもありそう↑

天井が壊れたり、線が切れたりする危険も計算しての展示は見ている以上に手間がかかっただろう。

 

2月20日までの展示。

出会えたことに感謝(^^)

この作品はマドレーヌ教会のこの空間でしか成立しない。

美術館の空間で同じような展示をしても、マドレーヌ教会で出会った今のようには心に響かない。

モノの価値というのはそれ自身だけで決まるのではなく、置かれた環境が半分・あるいはそれ以上を占めている。