長浜の船着き場の旅籠井筒屋が、鉄道開通の明治二十二年に米原駅に出した弁当屋。
新幹線から在来線に入ったところにある小さな出店の前は何度も通っていた。
地元伊香交通のOさんが「湖北のお話」というお弁当を勧めたので食べてみることにした。
新幹線ホームのうどん屋にもさりげなく↑名前だけが書かれている
↑これがお弁当の名前だというのは、知っている人にしか伝わらない。
「身の丈にあった商売をしよう」と心がけている姿勢があらわれているように感じる。
↑クラシックな柄の包みをほどくと
湖北ゆかりの食材が行儀よく箱詰めされていた↑
品々を解説した文が添えられている↓
「そのひと口を美味しく食べてほしい」
そんな気持ちの入った解説だ。
名物に胡坐をかいていない。
この四月《手造の旅》近江長浜と比叡山の旅で、ぜひこのお弁当を最初に味わっていただこう(^^)