ルクソールの北70㎞ほどの場所にあるデンデラ神殿を二十年以上ぶりに訪れる。
朝早くから働いていたのだろう農民たちがトラック一杯の収穫物を運んでいる。
暑い国では農民たちは朝早くから働き、観光客が動き出す時間にはほぼ仕事を終えている。
なので水タバコを吸ってゆっくりしている男たちばかりを見て、「働かない人たちだな」と誤解することになる。
カイロを離れればエジプトの田舎はどこもこういう雰囲気
デンデラ神殿のある場所は、テロ攻撃がよくあった時期には日本の外務省が「危険度2」地域に指定していた。つまり日本の旅行会社が旅の企画に入れることが実質できなかったエリアだった。
出荷?
ひょうたん売り?↓
女性たちが一様に黒い服装なのも田舎らしい↓
ナイルからの運河に沿って至るケナ県はエジプトの中ではまだそれほど田舎ではないはずなのだが、それでもこういう雰囲気。これがしかし、本当のエジプト。東京を見ても日本らしいとは思えないのと同じ。
↓案内文字もアルファベットが消えてアラビア語表記だけになってしまう↓
↑これで「デンデラ」と書かれております
↓現存するのはプトレマイオス朝時代(紀元前三世紀末から紀元前一世紀後半)のものなので、ギリシャ・ローマの雰囲気も感じさせる柱が見えてきた↓