近くで見るとなかなかの迫力である↓
「樹齢二千五百年のオリーブがあるんだけど、見ていくかい?」
ボン岬からチュニスへ向かう途中にガイドさんが寄ってくださった。
ガイドブックに載らなくても見るべき場所はあるのだ。
近郊では有名らしく、近くの建物に案内表示も書かれている↓
↑「カルタゴ人が植えた、25世紀前の」と書かれている。
カルタゴ人が植えたというのは(笑)思い込みだろうし、実際に二千五百歳というのは推定なのだろうけれど、これだけの古木がいまだに青々とした葉を茂らせているのは驚きだ。そして、古木ではあっても巨木にはならないオリーブの木の知恵を感じる。
カリフォルニアにある「世界最高齢の木」とされるセコイアの巨木群の様な巨大さはない。
※「セコイア&キングスキャニオン」の驚嘆すべき巨木をこちらに載せてます
オリーブの木は年齢を経ても高くはならず捻じれながら太くなってゆくのだ。
時に強い風の吹くこの地方では高くなると生き残っていけないのだろう。
すぐ近くに聖者の廟がある↓
↑壁に書かれた暗号のような数字は何?
「選挙のための告知場だよ」とのこと。実際にどんな感じで使うのはは見てみないと分からないが、チュニジアの人の政治・選挙に対する力の入り方は日本人とは比較にならない。
二枚前の写真で、オリーブの木の左に書かれている文字も政党の宣伝文だった。
政治の決定が今日明日の自分の暮しにすぐ影響を与える国なのだ。
それにしても、このオリーブの木の近くにどうしてこんなに選挙関連の表示があるのだろう?
それは、すぐ前が投票所となる小学校があるから、なのでした。