スリランカは敬虔な仏教国。
日本も仏教寺院はたくさんあって、そこにはスリランカのお寺では手に入らないようなお土産が売られている。
今回、「日本三大大仏」のある富山県高岡市から参加された方が、スリランカの方へのお土産にと、下の写真の大仏型の飴を持参してくださっていた↓ガイドさんをつうじてバスの運転手さんにもプレゼントしようとしたのだが・・・
ガイドさんはちょっとびっくりしたように「大仏飴」を眺める。しばらくして、こういった
「これ、大仏さんを食べちゃうってことですよね。スリランカ人はそんなこととてもできません。こういう食べ物がネットにでものったら、スリランカの人はすんごく怒るよ」
このガイドさん自身は日本にも滞在経験がある。ちょっと困ったように笑っている。せっかくプレゼントしてくれた日本人の気持ちも理解できている。「あとで渡しましょう」と、引きとった。
しかし、その日ホテルに着く直前になって、「やっぱり渡せなかった。お返ししますよ。」と、申し訳なさそうに小松に戻してきた。
日本人にとって、有名な大仏様のかたちをした飴をお土産に買って口に入れても、それは「ひよこ饅頭」を食べる事と大きな差はない。 同じ行為が、敬虔な仏教徒のスリランカ人にとって「とんでもない」ことだったのだ。
ガイドさんが続けて言うには「キリスト教でマリヤ様の飴とかないでしょ、それといっしょ」。なるほど、見たことありませんね。