「これは日本で売っていない品」と、友人がチョコレートを味見させてくれた。ジャン・ピエール・エヴァンという有名なパティシエのもの。
ジャン・ポール・エヴァン
「でも、おいしくない」と、食べる前に言い添えてくれた(笑)

おそるおそるふたを開けてみると、四種類のチョコがきちんと四つずつならんでいた。
中身解説の小さな紙もはいっていた。

それは●Chocolates aperitifs au fromage ⇒「チーズ入りチョコ・アペリティフ」だということだ。
四種類のチーズとは
○Chèvre⇒シェーブル=ヤギ
○Epoisse⇒エポワーズ=牛乳からつくるワッシュタイプのチーズ、その香りはフランスで「神の御み足」と形容される
○Pont-l'Évêque⇒ポンレヴェック=ノルマンディー地方のカマンベールに似たもの
○Roquefort⇒ロックフォール=ミディ・ピレネー地方ロックフォールからの青カビチーズ

どれも、チーズの国フランスを代表する名チーズばかり、これをブレンドしたものがチョコでコーティングされている。高級チョコレートにちがいない。

しかし、食べてみると…あ、なるほど、日本人にはダメかも。
チーズ慣れしてない日本人には、「くさい」と感じられる味がする。
アペリティフ・チョコ

海外でお土産を探す旅行者への殺し文句のひとつが「これは日本未発売ですよ」である。 そう言われるとついつい買いたくなるのだが、大量に買う前によく考えた方が良い、味見が出来るならしてみた方が良い。日本人が好む味ならば、早々に日本のバイヤーが話をつけていたに違いないのだから。

何回か失敗してきている小松にはよくよくわかります。