2023年3月11日、小松亮太は韓国ソウル・アートセンターコンサートホールで4年ぶりの韓国公演でした。

現地ミュージシャンたちと2日間のリハーサルを経ての本番。コロナ以来会っていなかった人達とも久しぶりの再会で非常に懐かしい感覚でした。 タンゴ・ミュージシャンは世界的にとても少なくなってしまったけれども、オーソドックスなタンゴの演奏を少しでも多くの国々に伝えるのが僕らの使命。「ブエノスアイレスのマリア」が終わったばかりで大変でしたけど頑張りました。韓国のミュージシャンたちもよく予習してきてくれて、本当に助かりました。 人気のピアソラ(と言ってもあまり名曲はやらず)もウケましたが、ラバジェンや熊田洋の曲の数々にもお客さんが熱狂的に反応してくれましたね。以前から韓国のオーディエンスは熱かったけど、今回は本当に熱狂的なレスポンスがありました。 MCは英語とハングルを半々でやりました。ハングルの方は8割ぐらいは通じた…と思います(笑)。

コンサート周辺の日々に泊まっていたのは江南(カンナム)のCOEXエリア。駅とその周辺の店(巨大な本屋とか)や設備がかなり豪快でした。街中の昔ながらの大衆的なレストランに何度も行きましたけど、安くて美味いんだ! 公演が終わった翌日からは繁華街ホンデ(弘大)のホテルに移動。久しぶりに再会したアマチュアのバンドネオン奏者たちにマンウォンという街の市場に連れて行ってもらいました。もう活気が凄いのなんの。画像はホヤ貝など海鮮のお店。

最終日には先日グラミー賞にノミネートされたアルゼンチン人(活動拠点はNY)バンドネオン奏者のJPジョフレに、これまた久しぶりに再会。今は基本的に韓国に住み、ときどきヨーロッパやアメリカで活動しているそうです。

四年ぶりでしたが、大変有意義な日々となりました!主催のSTOMP MUSICさんに感謝申し上げます。 バンドネオン小松亮太、コー・サンジ、北村聡、早川純 バイオリン近藤久美子、キム・アラン。ビオラはイ・シンキュ、チェロはカン・チャンウク。ピアノ熊田洋 ベース田中伸司 パーカッションはレクト・ルス。 [第1部] 1,さよならバルディ(O.プグリエーセ作曲) Adios Bardi…オルケスタ 2,モレーナ(J.プラサ作曲)Morena…オルケスタ 3,山と太陽(小松亮太 作曲)La montanita y el sol…オルケスタ 4,赤と黒(熊田洋 作曲)Rojo y negro…キンテート 5,フリアン(E.ドナート作曲)Julian…熊田と小松のみ。 6,フェリシア(E.サボリード作曲)Felicia…熊田をリーダーとするピアノ、ベース、バイオリンの3人。 7,エル・トリート(A.ビジョルド作曲)El torito…熊田をリーダーとするピアノ、ベース、バイオリンの3人。 8,目覚め~ネスカフェゴールドブレンドのテーマ(八木正夫作曲/熊田洋編曲)Mezame…オルケスタ。バンドネオンは小松のみ。 9,ブエノスアイレアンド(V.ラバジェン作曲)Buenosaireando…オルケスタ [第2部] 1,バンドネオン・ソロメドレー Bandoneon solo medley…小松/さんぽ コー/Thank you everyone 北村/首の差で 早川/ミのパルス 2,純情MACHO(コー・サンジ作曲)…オルケスタ 3,タングァンゴ(A.ピアソラ作曲)Tanguango…オルケスタ+Percussion 4,プレパレンセ(A.ピアソラ作曲)Preparense…オルケスタ 5,コラール(A.ピアソラ作曲)Coral…バンドネオンは小松、ベース、バイオリン、チェロ 6,アディオス・ノニーノ(A.ピアソラ作曲)Adios Nonino(Piazzolla)…バンドネオン四人、ピアノ、ベース、Percussion. 7,メリディオナル(V.ラバジェン作曲)Meridional…オルケスタ [アンコール] パリのカナロ(A.スカルピーノ&J.カルダレーラ作曲) Canaro en Paris…オルケスタ 想いのとどく日(C.ガルデル作曲)El dia que me quiras…小松とサンジのみ。