彼女にとって「断る」ことは
とても難しい。

ママ友に子どもを預かってほしいと
頼まれた時、

子どもにお願いごとをされた時、

仕事仲間からの誘い、


気乗りしなくても、
体調がわるくても、

「断ることは、よくない」と
こころの中からわいてくる。


だから、
「うんっ!行く行く」

「いいよ!」と

にこやかにこたえる。


しかし、これが積み重なると、




誰にも


会いたくなくなる。



子どもに

すっごく、


イラっとしてくる。



彼女は、子どもの頃、
周りにたくさんの大人がいて、



大人の言うことをよくきいてきた。

「こうしなさい」


「それはダメ」


「それはいい」


「そんなことはツライことじゃない」


「あんたは幸せ」


言われるとおりにしてきたし、
言われるように思うようにもしてきた。


私の気持ちや意思は、3番か4番。


1番でも2番でもなく、


3番か4番・・・。



そっかぁ、
自分の気持ちや意思は

人の次の次だから、
誘われたり、要求されたら、

断れないんだね。



それは、
とてもとても辛かったね。

苦しかったね。


あなたが、
とてもとても辛かったことを

よくわかってあげよぅ。


その辛さと苦しみが癒えるよう、


深く深く理解し、

あなたを慈しもう。



そして、これからは
あなたを1番にしよう。


誰よりも、何よりも。




南紀白浜の美しい海と空 と わたし