私がとても大切にしていることがあって、
それは私にとっては相手にも大切にしてほしい、
とても重要なことだったとする。
しかし、
相手にその大切さを伝えないと
相手はそれが私にとってそんなに重要であることを知らない。
言うか書くか、
なんらかの手段で言葉にして
伝達しないと、
どんなにこちらが大切に思っていても
その大切なことの存在を相手は知らない。
まず、
言葉にして伝達することが第一段階。
この第一段階でつまずいている
ご夫婦や親子さんによくお会いする。
職場の人間関係も然り。
「言わなくてもわかるでしょ。普通」
「言わないでやってほしいんです」
「それぐらいはわかってほしいよね」
以心伝心とも言うが、
日常ではほとんど起きない。
特に上記のような思いの時には。
そして、
伝達する際、
相手が理解できる表現(相手を攻めず、客観的な描写や自分の気持ちや思いを述べる)や
相手の状況(今冷静に話が聞けるか?)を
考慮して、
冷静かつ情緒的な態度(気持ちを荒げず冷静だけど、淡々とし過ぎず穏やかで正直な気持ちと共に)とで伝えられれば、
相手も心を開いてこちらの話を聴くことができる可能性がずいぶんと高くなる。
これが第二段階、
いやいや第二段階のハードルの高いこと高いこと、
私自身、自分で書きながら、
「知ったことかっ!」と悪態をつきたくなる。
よい関係を築くには努力が必須であることが
よくわかる。
関係を壊したり、
テキトーに流すのは、
それはそれは簡単。
ただ、自己をみつめ、
第一段階、第二段階と愛する相手に対して
継続的に努力するならば、
愛情を伝え合い、
親密な関係の中で癒し癒される
深く豊かな人間関係が育まれる。
理解し合えた時や
互いに相手を想い合える時の
満足感は何ものにも代えがたい。
サンフランシスコの二重の虹🌈