だんだん歳を重ねると、
若い頃とは違ってお肌や身体に変化がでてきます。

久しぶりのお友達に会ったりすると、
「もう、ダメよ、シワやシミがすごくて」
「毛穴が開くよねー」
「鏡見るのがイヤになる」
とこんな会話で始まることもしばしば。

もちろん、私も本当にそう思います。

ここ数年、写真もキライだし、
ガラスや鏡にうつった自分に、
ハッガーンと、恐怖を感じてきました。
(若いって、一回でそれなりの写真が撮れるということ! ← 私の持論です)

そんなことを繰り返していると、
お肌の加齢に加え、
表情まで曇ってきます。

口角が下がり、眉間にシワなど寄せて、、、。

7年ぐらい
こんなことを何度も何度もガッガリしたり、
不安になったり、ふてくされたりして感じてきました。

しかし、つい、最近、
ハッと、天からの救いのような感覚が
心の奥底からジワジワとわきあがってきました。

私のシミ、シワ、毛穴の開き、弛んだ諸々へ

「このシミはフィジーに行った時に、
 明らかに増えたもんねー。
 フィジーでの体験は私の人生に必要不可欠で、
 あれをなくしては今の私は今とは違う。
 このシミはフィジーと共にだな」

「そう思うと、
 若い時にはなれない、時を重ねた私がこの私、
 若い時はあの時のよさ、
今の私は今しか出せない今のよさなんだ」

また、
「歳取るから、足腰を鍛えておかないとマズイな。よし、歩いて移動しよう」

この少し前から
「歳取るから本当に何か定期的に運動しないとヤバイなぁ」と思って、
いろいろ探し、
大好きで大好きになったベリーダンスと出会えました。

そして、ちょいと動けば、
少しずつ体は今でも成長してくれますチュー

そんなこんなで、
やっぱり、
年齢を重ねるって素晴らしいこと、
若い時より丁寧に自分と付き合い、
経験値があがり、知っていることが増え、
大らかに優しくなれる。

こんな気持ちになってしまうと、
あー、つまらないことに、
かなり惑わされてきたなーなんて思っています。

しかし、こんな気持ちになれるって、
私には予想外、想定外です。

頭では、人間は中身だと思っていても、
歳を取ることは当たり前のことで、
受け入れてそれを楽しむこととわかっていても、
気持ちがついて来なかった。

だって、
世の中は、まるで若いほうが老いより価値があるように言っているでしょう?

外見重視の言葉や映像って街にネットの世界にあふれているでしょう。

でもね、本当に大切なことって、
若さや外見なのかなー。

もちろん、若いよさ、外見の美しさは価値あることです。
私は若い子、キレイな人、大好きです。

ただ、そこに囚われて自分を苦しめたり、
振り回されたり、無視や敵対して、
影響を受けすぎては、
私たちの貴重な生きてる時間がもったいないかなーと。

私は、
ずいぶんともったいなかったなとも思うし、
同時に、
そのもったいない時間を十分に味わったので、
それを卒業できたのかなと、今、思っています。

やっぱり、生きてるって素晴らしい!