あるクライアントさんが
「私、趣味とか全く楽しめなかった。
 人よりうまくできてないと嫌だから。
 すぐ競争ばかりして、
 比べることに意識が向いて全然集中できなくて」

「そうなんだー。今も?」

「今はかなり楽しめる。
 最近、フルートを習いだしたんですけど、
 変な音しか出ないんです。
 でも、とっても楽しいんです」

とのこと。

よかった、よかった。

私たちには、
それぞれに自分の好きなものや
好きな音や色、興味がわく分野、
そういう好きな好みの何かがあります。

自分の好きなものに触れる時、
私たちは、ワクワクしたり、
こころが動き、元気がでるようにできています。

なので、自分の好きなものを見つけてあげて、
少しでも時間をとって、
好きなことに関わるようにしてあげると、
あなたの日常に変化が起きるかもしれません。

しかし、好きなものがすぐにみつかる人と
なかなかみつからない人もいると思います。

もし、なかなかみつからなくても、
人はもともと好きなもの興味がわくものが
わかるようにできていますので、

今、わからなければ、
一つ一つ見聞きして
(いろんなものをネットや本などで見てみたり、
人の話をきいてみたり)、

様々なものに触れる機会を
増やしてみたり、

頭の中で空想してみてもいいのかもしれませんね。

また、前述のクライアントさんのように、
自分が好きなものを楽しむことより、
何かをする時に上手じゃないとダメ、
誰かよりうまくないとダメという思いのもと、

好きなものを楽しめなくなる人も少なくないと思います。
(競争を楽しめる人はそれでOKです。
これは楽しむためのお話しなので)

そもそも上手じゃないとなぜダメなのでしょう。

出来栄えの問題でなく、
やっていることを楽しんでみますか。

音が出たこと、ラケットやボールその他を触ること、振ってみたこと、実際に目の前で見たこと、その場にいること、その何が好きなのかを考えてみたり、などなど。

あなた自身があなたを喜ばせるために、
ただ、好きなものに親しんでみませんか。