先日、ある幼稚園でママさん、パパさんへ
お話をさせて頂きました。
その時にも、少し触れたテーマ。
「安全基地」=ママ
(ママがいる場合。ママがいない場合はパパや他の方が安全基地です)
ある心理学者がこのように表現しました。
子どもは、自分で動けるようになってくると、
ママ(安全基地)から離れて、探索活動をはじめます。
外の世界へドキドキ、ワクワク、
飛び出していくのです。
でも、少し離れて進んでいくと、
ふっと、不安になって、ママ(安全基地)を振り返ります。
ママ(安全基地)は、優しくほほ笑んで、
さっきと同じところに、いてくれています。
それを確認すると、安心して、
また、外の世界を目指して進みます。
外の世界に出てみると、
初めて体験すること、
ドキッとするようなことも起こります。
怖くなって、なんだか落ち着かなくなったので、
やっぱりママ(安全基地)のところへ帰っていきました。
そうすると、ママは、優しく抱っこして包み込んでくれます。
おなかが好いたら、美味しいものも与えてくれます。
こうして、こころと身体の栄養ももらえるのです。
また、次の日には、もっと遠くまで探索してみようと、
勇気を出して、少し遠くまで行ってみました。
外の世界には、新しく挑戦すること、知らない人たち、
未知の世界が広がっています。
時には、傷ついたり、難しいことにも遭遇します。
そんなときは、ママ(安全基地)へ帰っていきます。
そうすると、ママは、両手を広げて大歓迎で、
無事に帰ってきたことを喜んでくれるのです。
傷ついたこと、難しいことを伝えると、
気持ちを理解し、味方になってくれます。
そして、励ましや助けを求めると、
すぐに、こたえてくれるのです。
そして、そして、必要な時以外には
決して勝手に介入してくることはありません。
これが「安全基地」・・・だと。
これを知ったとき・・・・
カウンセラー同士で、
「わぁ、お母さん難しいねー。ムリーっ」って、笑いました。笑。
確かに、これを全部って、
とっても難しい。
そして、よく振り返ってみると、
私たちの安全基地は、どんなだったかなぁ。
私のママ、結構、優秀な安全基地だったと思うんです。
でも、それでも、やっぱり、
勝手に介入もしてくる基地でしたし、
看護師で夜勤の仕事もありましたので、
あるべきところに居ない基地でもありました。
安全基地、なかなかパーフェクトは難しい。
でも、画期的な方法があります。
満たされなかった不完全な基地の部分を
カウンセリングを使って、補完することができるのです。
安全基地を得た私たちは、パワーアップ間違いなしですよ。
人生が変わってしまうかもしれません。
うふふ。