短大を卒業後、就職をした20歳~30歳ぐらいまで、

私はワーカーホリック(仕事中毒)でした。


仕事が一番たのしくて、

連休なんか要らないのです。


3日も休みがあると、

「もう、こんな休みがあっても何にもならない。

 こんな暇があったら仕事したい」

と思っていました。


その3日ある休みも、

仕事に関する勉強をしたりしてましたので、

結局、そういうことまでを仕事だと考えると、

全く休まない毎日を過ごしていました。


しかし、一年に一回や二回、

急に、腸炎や胃腸炎になって、

3日ぐらいは休まないといけなくなるのです。


病気になって、休まなきゃいけない時(動けないからいけないんです)、

休みたくない私は、

もう、悔しくて、嫌で嫌で仕方ありませんでした。


そうして、体調が回復した後、

3日分の遅れを取り戻すぞーっ!!!!っと、

また、モーレツに働くのです。


そして、また胃腸炎に・・・

この繰り返し・・・。


その時は、全く気がついていませんでしたが、

ずいぶんと、自分の本当の気持ちや思いを無視して、

仕事をすることで、何かができるようになることで、

満たされない思いや様々なものを

解消できる、きっと何かがよくなると、

無意識に信じて頑張っていたのだと思います。


こころのことをお勉強して、

だんだん、だんだん、


自分の本当の気持ちや思いに目を向け、

それを大切にあつかうこと、


時には見たくないような気持ち(嫉妬や怖れや劣等感や孤独感などなど)にも、

気づいてあげること、それが、あるのだと理解すること、


そして、そんな気持ちを持つ背景、

(例えば、子どものころに抱いた兄弟への嫉妬、

 子どものころに怖れた両親の不仲、

 小さい頃、みんなはできているのに、できなかったあのこと、

 ひとりぼっちだと感じていた心細いあの日のこと などなど)


そういう、私の経験の中にある、

様々な今の気持ちがわくに至るまでの経緯。


そうなんです。

実は、今、私たちが感じる気持ちの中の多く(特に感じて不快なもの)は、

過去に体験したことによって(これを原因として)、今、感じているのだと言われています。


こんなことを、

少しずつ、少しずつ、知り、


コツコツと自分自身のこころ、行動と向き合ってきました。


もちろん、今も、たくさん、

ちっとも気づけていない自分の気持ちや行動があって、

多くの人を困らせていることとは思います。


しかし、以前よりは、ずいぶんとマシになったかなと、

私は思っています(そういわれもします)。


そして、現在38歳ですが、

30歳ぐらいから、一度も腸炎関係で、

お休みしなくてよくなりました。


お休みをたくさんとることも大好きになって、

2年前からは、ちょっと長めのお休みなんて頂いて、

海外にいかせてもらっています。


十数年前、こんな毎日を過ごすなんて、

ちっとも思っていませんでした。


人は変わるんですね。