みなさんこんばんわ、小松あやです。
お久しぶりのブログになってしまいました。
今日は、
台風の日にふさわしいブログ
あの日もこんな夜だった・・・のブログです。
数年前まで、
大型総合病院の手術室で働いていたんですが、
台風・強風の日の当直が、
ほんっっっっとうに嫌でした。
なぜなら、、、
暴風雨によってすっ転び、
頭を打った人々が大量に運ばれてくる
本物の出血大サービスDAY。
深夜もしくは朝までかかって、
開頭
開頭
開頭オペレーション!!!
特に私が当直する夜は、
普段は滅多にこないような
重症な人が来る率が高く、
私は自分のことを
「引いちゃう人」だと思ってたんですね。
なので、
特に台風の日の当直は嫌だなあと
常に思っていたんですが、
ある当直の夜のことでした。
みんなで夕食を食べてる時に、
「私引いちゃうんですよね」
と、言おうとした瞬間、
「私、やばいの引いちゃうんだよね」
と私より先に先輩がポツリ。
すると後輩も、
「私も最近やばいの当たるんです。
だから今日は本当に嫌で。台風だし」
と、二人とも、
私と全く同じことを言っていたんです。
「私も・・・」
と言おうとしたけど、
なんとなく思いとどまりました。
その会話を聞いて、
なんか・・・
世の中のカラクリ的なものに
気づいちゃったんですね。
あーそっか、
「引いちゃう人」なんて
きっといないんだな
ってことに。
そう自分で思っているかいないかだけの違いで、
実際は、
手術室のナース40人全員同じ確率で、
やばい急患に当たっているということ。
私含めその場にいた３人が
スーパー運が悪いわけではないんですね。
この世で、
『私だけ運が悪い』
なんてことはないし、
『誰だって確率は一緒なんだ』
ってことを肌で感じてしまった瞬間でした。
それからの私は、
「今日の当直は大丈夫だろうか？？」
「引いてしまうわないだろうか？？」
と考えることから解放され、
毎回お気楽に仕事に行けるようになりました。
人生、自分の力ではコントロール
できないことなんて、山ほどあります。
でも、
来る時は来るし、
来ない時は来ない。
起こる時は起こるし、
起きない時は起きない。
大事なのは、
そうなってしまった時に、
全力で戦える気力と体力をつけておくこと。
そして、未来を案じすぎず、
今を思いっきり楽しむこと。
なかなかシンプルなんですね。
それでは、今日も読んでいただきありがとうございました。
Have a good one!!
