適応障害のお話、その3


職場が変わって2か月。


相変わらず、残業の毎日。

そのころには職場のことがいろいろわかってきた。

この数年、職場で何人も

精神的な病気になった人が出たこともわかり

励ましてくれる人も出来た。


自分でもなんとなしなくちゃと思い

昼休みは仲良くなった人と一緒に

お弁当を食べて、気晴らしするようにしていた。


でも、日に日に胃痛がひどくなって


とうとう、


胃痙攣


立てないような胃の痛みとともに

胃が震えるような状態が続いて

自宅でも吐く、駅でも吐く、職場でも吐く。


6月の月曜日、会社に行けなかった。


胃の痛みを何とかしようと

いつもの診療所に電話をすると

90歳超えだった先生から


病院を閉院した


とのショックなお言葉。


仕方なく新しい病院に行き


神経性胃炎


と言われる。


出された薬は胃薬のガスターと

抗精神病薬のドグマチール。


病院で2,3日休むように言われたので

通院後、2日休んで出勤。


この日の出勤辛かった・・・。

電車に乗ろうとしたら、胃の痙攣が倍増したけど

がんばって出勤。


さすがにこのまま働くのは難しいと思っていたので

上司と面談。


今の状態での勤務で勤務してくことの不安を訴えて

言われた言葉


打つ手が見つからない。


上司jのせいではないとは思うけど

弱っていた私にはきつかったな~、この言葉。


そして、もう一つ辛かったのは


楽しいことを考えたりして、気持ちを切り替えてみて


言われる前から、努力してたの。

出勤するときには、好きな音楽聞いて

帰りにコロナ禍でも遅くまでやっているスイーツ店で

スイーツ買ったり・・・。


でも、もうそんな気力、本当は残ってなかった。

無理して、やっていた感じ。

気持ち切り替えられれば、具合悪くならないよね。


胃の痛みは薬を飲むようになってから
ひどい痛みはなくなり、何とか耐えたけど
寝るときに、やはり痙攣したような感じは残り
眠りが浅く
職場の夢を見て、夜中に起きた後、胃がギュッとする。
頻尿症状がひどくなる。
大きな声で叱責された後は、吐き気をもよおす。
日に日に朝の電車がつらくなる。


6月の夜、残業したあと、

緊急事態宣言でガラガラの電車に乗るたびに

涙があふれだしていた毎日でした。


つづく