全館空調快適 (梅雨時期の除湿編) | 二世帯住宅建築のすべて

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娘夫婦と二世帯住宅を建てて同居することになったアラセブです
ハウスメーカーの決定から契約、間取りの設計、床やクロスを決めていく注文住宅の最初から完成まで 
そして住み始めての良しあしなどについて記録していくことにしました
皆さんの参考になれば幸いです

 

5か月間も、ご無沙汰してしまいました(^^;

 

 

各地で梅雨入りして、大雨も降ったりしてますが、梅雨の時期って、ジメジメしてうっとうしいですよね。

 

でも、我が家では、三井ホームの全館空調「スマートブリーズ・プラス」のお陰で、梅雨でも快適に過ごせてます。

 

それは、強力な除湿機能のお陰です。

雨のときは室内に洗濯物を干しますが、吹き出し口の直ぐ下だと3時間ぐらいで乾燥します。

 

このときの湿度ですが、除湿前は62~63%以上が、除湿後1時間後には52~53%ぐらいに下がります。

 

余談ですが、暖房のときの加湿機能は、強、普通、弱とあって、普通でも10%程度は増えます。

 

全館空調の機能には、「暖房」、「冷房」、「ドライ」、「送風」があるのですが、梅雨時には「ドライ」が威力を発揮してくれます。

 

「ドライ」は除湿のことですが、正確には「再熱除湿」だからです。

 

 

ちなみに、エアコンの除湿には、 「弱冷房除湿」「再熱除湿」の2種類の方式があるのをご存じでしょうか。

 

冷房をすれば、熱交換器で冷やされるときに結露して空気中の水分が除かれて、湿度も下がるのですが、梅雨時には温度が下がり過ぎてしまいます。

 

そこで、通常の冷房よりも弱運転で、できるだけ温度を下げないようにするのが、「弱冷房除湿」です。

 

でも、「弱冷房除湿」でも少し室温は下がり肌寒く感じたり、湿度も十分には下がりません。

 

そこで、「再熱除湿」というのが登場したのです。

 

これは、よく冷やして除湿した空気を直ぐに温めて室温をほぼ一定に保ったうえで、除湿する方式です。

 

 

家庭用エアコンでの再熱除湿の仕組みは、コンプレッサーで圧縮された高温高圧冷媒の一部を室内機の冷却器の一部分を利用して再加熱するようになっています。

 

仕組みが複雑で高価になるため、主に高級機種に採用されているようです。

 

また、再熱除湿のエアコンを製造しているのは、国内では4社のみだそうです。

 

 

 

快適な再熱除湿ですが、デメリットもあります。

 

それは、冷房よりも電気の消費量が多いことで、つまり電気代が高くつくことです。

 

 

我が家の「スマートブリーズ・プラス」(東芝キヤリア製)は、消費電力のモニターでは冷房1kWhぐらいに対してドライは1.6kWhぐらいです。(この時期での値です。)

 

 

 

「スマートブリーズ・プラス」の室外機は、2台あります。

「ドライ」運転のときは、左側が冷房運転になり、右側は暖房運転になります。

 

室内機は1台ですが、中には熱交換器は2つあって、それぞれの室外機に対応しているようです。

 

つまり、2台のエアコンで一方を暖房運転し、もう一方で冷房運転して再熱除湿運転をしているようなものです。

 

 

全館空調は、全季節で快適に過ごせますから、これから住宅を建築される方は、是非、検討してみてください。

 

それなりの負担はありますが、快適さは抜群です。

 

 

 

最期までお読みくださり、ありがとうございました。

 

次回は、三井ホームの60年 点検・保証システム「キープウェル 60」の2年点検があったので、このことについて書こうと思っています。