僕が目標としている『認知症で苦しむ人を"0"にする!』というのは、実は『認知症』を発症してしまった方に対してだけではありません。
もちろんその方達へは、㈱LAPREさんから学んでいるノウハウを通して、認知機能の改善を図っていきます。
ただ先のブログでも書かせてもらいましたが、『認知症』というのはそれまでの長年の人生での、生き方や考え方、生活習慣などを原因として発症してきます。
なので実際『認知症』を発症している方に対し、『はい、今までの生き方や考え方、生活習慣を改善して下さい!』と言ったところで、簡単ではありません。
それは当然ですよね。
人は基本的に『変化』を嫌う傾向があるし、長年慣れ親しんできた考え方や習慣が、一番心地良いものです。
認知症の方にとって『水を飲む』という事は、とても大切な習慣になってきます。
これは『認知症』の方だけではなく、全ての人にとって大切な事ですが・・・。
ところが『認知症』の方はなかなか飲んでくれないんですね。
私の母もそうなんです。
逆の言い方をすると、人体にとって大切で必要なものなのに、いろいろ理由をつけて飲まずに来た。
だから結果として『認知症が発症した』という見方ができるのだと思います。
人体にとって必要な水分が慢性的に不足をして、体がダメージを受けたという側面。
そして必要なものを受け入れずに生きて来たという、心の側面。
なので僕が目指していきたいのは、『認知症』というものが発症する前に気付いてもらい、将来『認知症』にならないような生き方、考え方、生活習慣をとってもらいたいという事なんです。
じゃあそれは、いつがいいのか?
そしてもう一つの観点があります。
僕は『認知症の患者さん』を介護するご家族の方が一番大変だと思うんです。
場合によっては人生を左右しかねない問題です。
そしてそのご家族の方の考え方や在り方によって、介護の方針も、被介護者の方の状態も大きく変わるものだと思っています。
例えばどういう事か?
(Aさん)いつも職場や家族の間での人間関係がうまくいかず、感情が不安定な状態になっている。そんな時に認知症のご家族が何度も同じ事を聞いてくる事に対し、怒ってばかりいる。
(Bさん)職場や家庭内での人間関係が良好で、いつも心が豊かで余裕がある。そんな時に認知症のご家族が何度も同じ事を聞いてきても、笑いながら良好に対応できる。
Aさんにとっては自分自身の事で悩みやストレスを抱えていて、頭では分かっていても気持ちが受け止め切れないので、怒る事でしか自分を守る事ができなくなります。
だけどその結果ご自分も被介護者の方も、よりネガティブな感情が生まれ、症状の悪化にもつながります。
はい。
こう考えると『認知症で苦しむ人を"0"にする!』というのは、全ての人に対しての大きな目標となるんですね。僕はそのように考えています。
20世紀・・・華々しい経済成長を遂げてきて、物質的な豊かさが大きく増しました。
そして現代の21世紀は『心』の時代と言われています。
これを見て頂いてる方へお聞きします。
あなたの『心』は豊かですか?
あなたはご自身の『生き方』に満足していますか?
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