動画の中で出てきた
フィンランドの教育の実際は?Ver.1

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「塾も宿題もない、授業時数も先進国の中でも最も少ない環境の中でどうやって学校教育の中だけで十分な学力をつけるのか?」

まずは最初の動画
↓↓↓↓↓
(https://youtu.be/qK20_-MDJYc)

の中で紹介されたフィンランドの
教育現場の実態が本当なのかを
それぞれ答えていきます。

私は日本と同じように国立の
附属学校だけの実態なのではないかと
疑問を持っていました。
*見てない方は最初にユーチューブで
是非検索してみてください。

・学力世界一

実際に現在フィンランドの学校の学力が
世界一なのかは正直なところ分かりません。
PISAの結果で学力世界一になったことで
世界から注目を浴びていますが、
フィンランドの先生は特に気にしていない
現状があります。
授業の中でPISE対策はもちろん、
PISAのテストのために授業を行うことは
一切ありません。

先生方はテストの点数ではなく、
目の前の一人一人の子どものサポートを
大事にしていると私の学校の先生は
話してくれました。

・宿題がない
(あっても10分で終わるもの)

実際に私の訪れた3つの小学校、中学校、高等学校では宿題はありました。
しかし、子どもたちに毎日の学習時間を
聞くと殆どの子は30分未満です。
しかし10週間という長い夏休み、
冬休みなどは宿題はありません。
高校3年生になると卒業試験に向けて
学習時間は増加する傾向がありますが、
日本の子どものように多くはありません。

・授業時数は一番少ない
(放課後は色々な経験の時間)

授業時数が少ないと聞いていましたが、
授業時数が日本と比べても少ないとは
感じません
小学校低学年は約週20時間、
中学年は約25時間、高学年になると約30時間、
中学生は30時間、高校生も30時間程です。
しかし学校は8時に始まり、
小学生は2時に、中高校生は3時には
学校が終わります。
休み時間はしっかり確保されており、
子どもたちは休み時間になると、
気分を変えるためにマイナス20度の中
でも外に出て遊びます。
また学校の終始時間も学校によって
定めることができます。

・学校は子どもに幸せになる方法を教える場所

幸せになる方法を授業の中で見たことは
ありませんが、先生の姿から
子ども一人一人の幸せを大切にしているのが
伝わってきます。
具体的に先生はテストの点数だけで
子どものことを評価せず、
競争を取り入れた体育の授業を
見たことがありません。
今や個人内評価の到達度評価の
ようなものを記述式で取り入れています。

そのため、子どもたちはテストの結果が
返されても友達と見比べて一喜一憂する
姿は目立ちません。
また体育の授業でも競争をすることはなく、
私が体育の授業で競争を取り入れた際に
先生は子どものフォローをとてもしていました。

スポーツは生涯を通して楽しむために
するものであり、誰かと競争して
スポーツに苦手を感じスポーツを
しなくなるリスクを恐れていました。
私自身その時は共感できませんでしたが、
スポーツが苦手な子が、
競争することでより苦手に感じ
体を動かすことが嫌いになったり、
音楽の時間でみんなの前で
歌わされることが苦痛で
音楽の時間が嫌いになり、
歌うことが強度に嫌いになる子どももいます。
目的は人と比べることではなく、
自分の向き合うことを大切にしています。

・統一テストを廃止し試験の   
   ための勉強を行わない
・私立の学校はなく、学校
     生徒 間の格差がより少ない
・塾がない

フィンランドでは基本的に幼稚園から
高校(専門学校)までを通して入学のための
選抜試験はありません。
(大学に入るための試験と高校を卒業するための試験はあります。)
また、航空関係や医療関係の専門学校には
一部専門試験が課されることはあります。
その他では試験はあってもほとんどは
面接のみで、ほぼ100%の生徒は
自分の進みたい進路に進学できます。

日本では、学校間で特色があり、
偏差値の高い学校に進学するために
偏差値の高い学校に入学を希望します。
そして良い学校に入るために、
親は高い費用を払い子どもを塾に通ませます。
塾に通う率の高い都心部と地方では学力の格差が生まれ、また親の所得によって学力格差も生まれてしまうのが日本の教育の現状です。

一方でフィンランドでは、
私立の学校は殆どなく、私の地区では
1つしか中学高校しかなく
全ての子どもがその学校に進学します。
そのため学校間での競争はなく、
寧ろ同じ校種の学校がある場合は
協同で学校運営を行っています。
政府が都会の学校でも田舎の学校でも
平等な教育が受けられるように
目標を定めています。

フィンランドの学校は幼稚園から大学までの
授業料は無料、給食も無料です。
そのため、競争する必要はなく、
子どもたちは安心して
自分のペースで学ぶことができ、
自分の進みたい進路に誰でも進むことができます。だから塾も必要がありません。

・ゆとりのある教育で脳を休   
   め、成績を伸ばせる教育環境

私の住んでいる町では授業時数自体は
日本と変わらないものの、

学校は3時に終わり宿題も少ないため、
子どもたちは放課後にスポーツや音楽やゲーム(圧倒的大多数)で自分の時間を
過ごすことができます。

日本のゆとり教育の目標。
しかし、フィンランドでも放課後に
ゲームをしている子どもが多いのが現状。
何が問題なのか?
本来の目的である趣味や遊びの時間が
時間のほとんどをゲームや携帯を
する時間に変わっているため、
結局体力の減少や視力の低下、睡眠不足
の問題に繋がってしまう。


今の現状では小学生から高校生、先生まで
睡眠はしっかり確保していて
寝不足で疲れている先生や授業中に
寝ている生徒を見たことがありません。

日本だと最近は小学生でも授業中に
寝ていることがありますね。
中高と年齢が上がるにつれて
その数は増えていきます。
フィンランドでは勉強と自由時間の
メリハリがしっかりしており、
子どもたちは授業に集中して
取り組んでいるのが分かります。
また夏休みも10週間あり、
子どもだけでなく先生も
10週間休むことができます。
また夏休みの宿題はありません。
心身ともに脳を休めることが
大切だという考え方が根強くあります。
そのため、フィンランドでは
スポーツの世界でも
詰め込んだ練習は行わず、
休みも大切にしています。

動画の中で紹介されたフィンランドの教育。
私はこれまでに、幼稚園1校小学校4校、
中学校1校、高校1校、専門学校2校、
大学1校を参加観察してきましたが、
それぞれの学校に特色はありますが、
全ての学校、先生に統一している
考え方がありました。
日本の学校にない考え方。
今日の考察を読んで少しでも
感じてもらえたら嬉しいです。

他にも3つフィンランドについての
お勧めの動画があるのでフィンランドの実態と
照らし合わせて考察していきます。
そして最後に私の中に出てきた考えをまとめていきます。


それではヘイヘイ。