こんにちは

そして、はるかぶりでございます餅喰った?


先日、私は京都の嵐山にある「染色作家」奥田祐斎さんの京・嵐山 染工房 夢祐斎にてクリスマスツリーの制作を協力させていただきました。




嵐山祐斎亭の丸窓の間



祐斎さんとの出会いは三年程前。「黄櫨染 (こうろぜん)」という染めを見に銀座での展示に足を運んだ事から始まりました。

「夢黄櫨染(ゆめこうろぞめ)のルーツは、太陽の光によって染色が変化する日本最高位の染「黄櫨染(こうろぜん)の御袍(ごほう)」にあります。平安時代初期、「黄櫨染」は、嵯峨天皇の詔により「天皇のみが第一礼装として着用する御袍」と定められ、それ以降、約1200年の長きにわたり、天皇側近の少数の人々以外の目に触れる機会がなく、正確な染色法も一般には知られていないことから、染の世界では「幻の染」と呼ばれていました。
夢黄櫨染は、歴代天皇が実際にお召しになっていた「黄櫨染」を、染色作家であり、古代の染や新しい染を研究することにも情熱を傾けていた奥田祐斎が特別に調査する機会を得、その謎を解き明かして現代に再現するとともに、その再現過程で得たノウハウを基に独自の染色技法を考案し、新たな5色の色変化バリエーションを加えた日本独自の染です。
夢黄櫨染という名前は、現在も天皇陛下が黄櫨染(こうろぜん)を第一礼装としてお召しになっておられることから、そのままお使いさせていただくのもおこがましく、奥田祐斎の「日本独自の芸術文化を昇華させて行きたい」という夢を一つ叶えていただいたお礼の意を込めて「夢黄櫨染(ゆめこうろぞめ)」とさせていただいています。」




そして、祐斎さんの工房に泊まり、若輩者の私にたくさんの事を実践と想いでシェアして下さいました。滲みの出方を繰り返し、海外と日本の違い、日本的な考え方、日本の美、今一度立ち返り、繰り返し描きながら、後に、六芒星の美しい白い布に筆を入れる事を許されました。




ギャラリーにて・制作開始






京都・嵐山の夜は、鹿の声が木霊します。「きゃー」という叫び声にも似た、よく透った声で。
川端康成「山の声」の執筆場所でもあるこの場所は、生き物達の息吹を感じる神秘的な空間。

また、山の息吹は川魚からも感じられます。祐斎さんが釣った鮎(嵐山の川)を祐斎さんの手で焼かれ、夕飯時にお酒と共に口の中へ。
美味しい!!美味しい!!
自家製おでんも美味しい美味しい!!!

その季節時折の美味しいものを感じる事ができます。


そして・・・
遂に最終日、完成!!夜中までかかってしまいましたが、皆さん起きていて下さいました。ありがとうございます。

完成したクリスマスツリー。
祐斎さんの染め・想いと私の描いた六芒星の白地の布が、光に照らされながら現れたり消えたりを繰り返します。
感極まっている私に、祐斎さんから一杯のビールをいただき、乾杯、そしてゴク。

美味しい!!!!!

ビールがこの世界に産まれた事を心から感謝します。





幸せの一時


素晴らしい時間でした。

ありがとうございました!!!
祐斎さん、夢祐斎工房のみなさん、本当にありがとうございました。
いつでも笑顔で迎えて下さる皆様に、感謝。
紀州犬の喜八君、癒されました。



京・嵐山 染工房 夢祐斎 HP


このクリスマスツリーはフランス文化通信省企画・クリスマスツリーチャリティー「レ・サパン・ドゥ・ノエル・デ・クレアトゥール」に出品されます。日本、パリ同時開催です。

日本では、11月21日にグランドオープンする、阪急うめだ本店にて開催されます。

ツリーは日本用フランス用で計二つ。

12月12日~12月18日まで開催。
パリで16年も続くクリスマス・チャリティーイベント。「レ・サパン・ドゥ・ノエル・デ・クレアトゥール」とは"クリエーターたちのクリスマスツリー"という意味。世界を代表する一流ブランドのデザイナーたちが創作した、オリジナルツリーをオークション形式で販売。集まった売り上げは、社会貢献団体へ寄付します。日仏同時開催を記念して、フランスから到着したツリーとともに、日本オリジナルのツリーも登場。一流ブランドのインスピレーションが詰まった、独創的な作品の競演をお楽しみください。




そして、
個展の追加情報です!!



ギャラリートーク開催日時?


①11月18日(日)13時~/16時~
②12月 1日(土)13時~/16時~
③12月15日(土)13時~/16時~



前回の告知で抜けてました!?

中学生以下入場料無料です!


よろしくお願いします餅喰った?



個展に出品します「映像」の撮影が先日ありました。
内容はあえて伏せます。ぜひ会場で!
そして、この映像にはたくさんのクリエーター・人の協力がなくては成り立ちません。
緊張感を持って心から楽しみました。
ぜひご覧下さい!



「企画展」
小松美羽展 信州からの覚醒と神秘~原点~

場 所●北野美術館別館(北野カルチュラルセンター)
   〒380-0845 長野県長野市西後町1603(善光寺表道中央通り沿い・権堂アーケード出口すぐ)026-235-4111

交 通●徒歩:JR長野駅より15分 地下鉄:長野電鉄長野線、権堂駅下車。徒歩5分 お車:長野自動車道・須坂長野東ICより20分、※北野カルチュラルセンター駐車場(15台)をご利用ください。 バス:長野駅より善光寺方面行きバス、権堂入口(長野朝日八十二ビル前)下車、徒歩1分。
または長野駅発・ぐるりん号(片道100円)権堂入口下車
<コース>長野市循環バス「ぐるりん号」 長野駅→信大教育学部前→県庁前→長野駅→権堂入口→善光寺大門→長野駅

日 程●11月17日~12月16日(月曜休館・月曜日祝日の場合は営業し、翌火曜日休館)
時 間●午前10時~午後18時(最終入館17時30分)
入館料●750円(中学生以下無料)
主 催●MOWRIX JAPAN
共 催●公益財団法人 北野美術館
後 援●信濃毎日新聞・SBC信越放送・NBS長野放送・TSBテレビ信州・ABN長野朝日放送・FM長野




これにて 

どろんドロンキラキラ