京都で運営している「傍楽」は6月で10年目に入ります。

ありがたいことにたくさんの方にお越しいただき、

ここまで続けることができました。



この節目に方向性をシフトして6月からHPを

一部リニューアルし新しいイベントも増やしていくことにしました。



シフトするきっかけになったのは昨年の秋に

経営していた会社を売却したことでした。

経営していた時は会社のCSR活動としてやっていたこともあって、

大学生、社会人なども含めあらゆる年代の人向けに発信していました。




退職後に改めて本当に自分がやりたいことは?と考えた時、

やっぱり私はお母さんを一番応援したいと思ったのです。

しかも、自分のことを置き去りにして子育てに頑張りすぎて

疲れているお母さんを。




9年間活動してきて感じることは、お母さんが元気になっていく時に

たどる道があるなと言うことです。




まず不登校が始まった頃の苦しい時期は、自分の気持ちを全て吐き出す。

辛いのは自分だけじゃないんだと思えることで気持ちが少し楽になっていきます。




次に学校へ行かせなくては!と思い込んでいた「こうでなくてはならない」と

いった価値観を少しづつ手放すことができるようになり、1年くらい経つと

今の状況を受け入れることもだんだんとできるようになって行きます。




そして最終的には自分を大事にして自分を満たすことが子どもにとっても

幸せに繋がることがわかるようになっていくんですよね。




その頃には不登校があったおかげでたくさんの気づきをもらったと

感謝の気持ちに変わっていきます。

これは、出会って来た多くのお母さんも私もたどった道でした。




お母さんが楽になると、自ずと連動して子どもも楽になる。

お母さんが元気になると子どもも元気になり、家族も、周りの人も

と輪が広がって行きます。




ただその段階をたどっていくには1人ではなかなか難しいので、

承認して励ましてくれる、伴走してくれる仲間や居場所の存在が

必要になると私は思っています。




お母さんが安心して本音を話せる。

お母さんが孤独にならない。

お母さんが承認される。

傍楽はさらにそんな場作りに注力したいと思います。



傍楽はいつもお母さんの味方です。



*6月10日に傍楽リニューアルスペシャルイベントを開催します。

私と娘のトークセッションで、お題は「子どもの気持ちがわからない。

壊れた親子カンケイの治し方」です。

オンラインなのでこの機会に遠くの方もご参加いただければと思います。

申し込み詳細はこちらまで。






こまい ゆきえ作

題名「お友だちのコウタロウくん」